創業の地で千總初のフラッグシップストアが2020年8月23日にオープン
京都で誕生して460余年、京友禅をはじめ様々な染織品やファッション、ギフトにいたるまで多様なプロダクトに取り組み日本の美を創造してきた老舗千總が烏丸三条にフラッグシップストアをオープンした。
この度オープンする本店では、着物やスカーフをはじめとする千總が展開する全てのコレクションを一堂に取り揃える。また、着物の誂えなど千總ならではのサービスが充実し、2階には千總の所蔵品の展示を通じて世界観を感じられるギャラリーを併設。
ショップの入り口から、着物とショップの奥にある中庭が見通せるよう趣向を凝らし、千總がインスピレーションの源として大切にしている自然を感じることができる空間となっている。
店舗デザインは、フランス・パリを拠点に活動する建築家、田根剛が担当。
田根 剛プロフィール
1979年東京生まれ。Atelier Tsuyoshi Tane Architects 代表、フランス・パリを拠点に活動。代表作「エストニア国立博物館」(2016)、「新国立競技場・古墳スタジアム(案)」(2012)、「とらやパリ店」(2015)、「Todoroki House in Valley」(2018)、「弘前れんが倉庫美術館」(2020予定)など国際的な注目を集める。フランス文化庁新進建築家賞、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞、アーキテクト・オブ・ザ・イヤー2019など多数受賞。2012年よりコロンビア大学GSAPPで教佃をとる。
千總の職人技や価値観が宿る特別なアイテム (本店限定)
自然への敬愛から生まれた唯一無二の色無地
持続可能性を重んじる価値観で、素材や技法にこだわった「草木染めの色無地」。自然の美しさを尊び、インスピレーションの源としてきた千總だからこそ手がける特別なアイテム。オープン時には10色(各色1点)を提案。
めぐる季節を楽しむ本店オリジナルの花紋
四季折々の自然や動物、歳時記にまつわるモチーフなど豊富なデザインの花紋のお誂えサービス(有料)。本店のために特別に用意している草木染めの刺繍糸でも花紋の注文が可能。
千總本店でしか出会えない「白生地」
現在では希少となった純国産絹の白生地。持続可能なものづくりに取り組んでいる千總のオリジナルアイテム。本店でしか出会えない地紋も用意。
千總本店ならでは特別な体験
真っ白な絹から自分だけの着物をつくる、特別なオートクチュールの体験を提供。千總のアーカイブ資料や蓄積してきた豊富な「技術見本」などを閲覧しながら、千總のきもの製作担当者や図案家と直接対話できる”お誂え”。
美の源流を見つける
千總ギャラリーでは、千總が所蔵する2万点の作品を展示。展覧会を通じて千總の歴史や日本の伝統美を伝えるなど、千總の世界を感じられる場となっている。(本店準備のために昨秋より休館、本店オープンとともに再開し)
本店オープン企画展覧会「白-はじまりの色-」
千總ギャラリーでは、本店グランドオープン記念企画として、展覧会「白-はじまりの色-」を開催。古くから人々を魅了してきた白。わたしたちは白の清らかさや無垢な様子を尊ぶ一方で、白から段々と色づき新たな美が生まれる様子に感動を覚えます。そこにストーリーを見出し、未来に期待を膨らませるからだろう。展覧会「白-はじまりの色-」では小袖や婚礼衣装、屏風の図案などの展示を通して「白」から生まれる美を楽しめる。
店舗詳細
所在地 | 京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80 |
会場 | 千總本店2階 開館時間・休館日:本店に準ずる ※展示替え、臨時休館など有り |
営業時間 | 11時~18時 |
定休日 | 火曜日、水曜日 |
TEL | 075-253-1555 |
URL | www.chiso.co.jp |