建築と景観の対話
シケイラ+アズール建築事務所が「イタウーナ・ハウス」を完成した。敷地内には、コンパクトで都会的な雰囲気を醸し出すオスカー・ニーマイヤーのオリジナル住宅が佇んでいる。隣接する敷地を取得し、介入と拡張によりその都市的な景観に庭を追加、垂直方向と水平方向の境界線が特徴的な自然を携えた空間が誕生した。プールと庭の間に広がる、まるでホバリングしているかのような表情豊かな土地には新しいレジャー用の別館が建設された。
3つの独立した建築としてデザインされているものの、通路、歩道、階段として構成された経路により完全に互いに接続されている。内部建築は新しいつながりを優先して考案された。
既存の主要ブロックのファサードには、新しい要素である大きな回転パネルが採用されている。その機能は、鉄の四角いメッシュで構成された特注の構造計画によって実現可能となった。長いベンチは、屋内と屋外の空間が連続するスラブの境界を囲むようにデザインされている。
円形に嵌め込まれた窓からは中庭を臨むことができる。大きなスライド式のガラスパネルがある螺旋階段が垂直の通路を強調している。
- Photo credit: André Nazareth
- Photo credit: André Nazareth
- Photo credit: André Nazareth
- Photo credit: André Nazareth
- Photo credit: André Nazareth
- Photo credit: Ruy Teixeira
シケイラ+アズール建築事務所
1986年、リア・シケイラによって設立された。リオデジャネイロとサンパウロの両都市を拠点に、住宅や商業建築のほか、インテリアや家具のデザインも手がけている。