首都マドリードの大手百貨店エル・コンテ・イングレスの旗艦店カステリャーナショッピングセンター
イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランド フェンディは、スペイン初となる直営店を首都マドリードの大手百貨店、エル・コンテ・イングレスの旗艦店、カステリャーナショッピングセンターにオープンした。総床面積140平方メートルにおよぶラグジュアリー感溢れる空間には、レディ・トゥ・ウェアからバッグ、シューズアクセサリーに至るまで、ウィメンズコレクションの全カテゴリーが揃う。
ブティックのファサードに用いたホワイトのセラミックタイルは、スペイン産の素材からインスピレーションを得て手作りされたもので、カール・ラガーフェルドが2013年秋冬コレクションのためにデザインしたものをアレンジした「FF」ロゴがあしらわれている。インテリアは中央に配された特別なエレメントが驚きを与えると共に、店内を回遊しやすいように促す効果を生み出している。立方体の壁は、ホワイトのアラベスカート大理石とアイボリーのポッツォラニカのシャープな切り替えを特徴としている。フェンディのアーカイブと典型的なローマのパターンから着想を得、素材と幾何学的な配置で遊んだ四面の壁が視線を惹きつける。
外側には、手作りのセラミックを背景としてしつらえられたメタルのニッチに、バッグやアクセサリー、シューズがディスプレイされ、レディ・トゥ・ウェアはシャンパンメタルのチューブ構造に掛けられている。メゾンの精神に忠実に常に伝統と革新のバランスがとられたこの新しいブティックは、ブランドがルーツを根ざす永遠の都ローマの遺産と現代的デザインとの対話を表現している。