広さ約90平方メートルの店舗は特別なコンセプトを元にデザイン
イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドフェンディはエーゲ海に浮かぶギリシャの島、ミコノス南部にある夏の観光とショッピングの名所のひとつナモスヴィレッジに2022年5月16日(月)新店舗をオープンした。地中海の文化とミコノス島のおしゃれなセンスにフェンディならではの特徴を融合した広さ約90平方メートルの店舗は特別なコンセプトを元にデザインされている。

真っ白な外壁が目を引く伝統的なキクラデス建築様式の2階建て店舗には窓が数多く設けられ、内と外とが一体となり外光をたっぷりと取り入れている。商品はウィメンズウェアからメンズウェアにいたるまで、全てのカテゴリーを展開。フェンディの世界観を余すところなく見ることができる。外観と各スペースは、共にシックかつエレガントな雰囲気が特徴で、ミコノス島のインテリアに見られる色彩や形仕上げ、調度品で統一している。明るい色の火山灰と天然石を使用することにより壁の丸みを帯びた形とアーチを引き立てている。

クロスジェンダーの1階にはレザーグッズやアクセサリー、シューズを揃え、酸化銅で作られた海底の色を彷彿とさせるターコイズブルーの棚にディスプレイ。アイボリーの樹脂を使った緩やかな形の階段を上ると、ウィメンズとメンズのレディ・トゥ・ウェアのスペースが広がり、フィッティングルームには貴重なラフィアの壁紙に海を思わせるはめ込み細工が施されている。調度品は特注のトラバーチンのほか、ウッド、ラタンバンブー素材のアイテムが現地のインテリアに溶け込む。

2ヶ所設けられたテラスには床のライトブルーの樹脂とラフィアとバンブーの調度品により、内部の雰囲気がそのまま続くようにデザイン。さらに手作業で彩色された陶の花瓶が空間を美しく飾る。

ホワイトのクロコダイルに、光沢仕上げを施したホワイトレザーを裏打ちし、アイコニックなペカンモチーフのハンドルとパラジウムのメタルパーツをあしらったミディアムサイズの「ピーカブー アイシーユー」バッグが、同店にて限定販売される。