聖杯探求の冒険を絶妙な描写で捉える
ロジェ・デュブイ(ROGER DUBUIS)は、アーサー王伝説の「円卓の騎士」の精神を継承し、時計製造の限界に挑戦し、新たな歴史を切り拓くために伝統と革新の融合を追求してきた。名高い時計製造の探索、進化したメゾンの世界観を表現するナイツ オブ ザ ラウンドテーブルの最新作がロジェ・デュブイが時計製造の未来を切り拓くための新たな一歩となる。
アーサー王伝説の壮大な旅の中で、大地に亀裂が走り、氷に閉ざされた脅威から王国を護るために、12人の勇敢な騎士が召喚される。この伝説によれば、円卓は上座・下座がない平等の精神を象徴。ロジェ・デュブイは、この最新作を構想した当初から、この哲学を体現することを念頭に置いていた。メゾンのマニュファクチュールの中核を担う前衛的なデザイナー、完璧を探究する時計職人、そして揺るぎない信念を抱く芸術職人たちは、それぞれが円卓の騎士であり、タイムピースの細部に至るまで、技術と技巧を駆使して、壮大な旅を表現している。
氷の守護士
象徴的な聖杯探索の旅は危険な道中を超え、遥か遠くの荒野まで騎士たちを導き、そしてついに彼らは透き通るような深い湖水の上にある氷結の地にたどり着く。騎士たちの足元で亀裂する大地という新たな脅威が、光沢のあるガラス表面とマットな仕上げが生み出す絶妙なコントラストにより緊張感で表現されている。
炎から誕生するメタル
ロジェ・デュブイが採用したダマスカスチタンケースはその技術力と革新性を象徴する素材。ダマスカス鋼の製造方法を応用したダマスカスチタンは、複雑な模様と高い耐久性を兼ね備えており、ロジェ・デュブイのこだわりを存分に感じさせる。さらに、このケースをポリッシュ仕上げのチタン製ベゼルで縁取ることで、独特の模様とマット仕上げの魅惑的なコントラストを生み出している。
中世を現代へと開け放つ窓
ロジェ・デュブイはあらゆる角度から勇者たちを眺められるようベゼルの下に覗き窓を設け、正面、あるいは横から眺めるたび、新しい発見があり、心が躍る仕掛けとなっている。ケースバックには中世の教会や城のステンドグラスの窓を彷彿させるブルーのローターがあり、傾斜したピラミッドのように固定された形状はタイムピースのエッジ周りを装う三角形ノッチの形状と呼応。中央ではスケルトン仕上げのローターが鼓動を打つように回転して魅惑的な動きを展開している。
円卓に「選ばれし」勇者達
聖杯を探す騎士団のように、選ばれた28人のみが手にすることができるこのタイムピースは、比類ないデザインと希少性を誇る、メゾンのエクスクルーシブなコレクターピースである。
ロジェ・デュブイ
1995年の設立以来、時計製造の新たな地平を開くトップアウトサイダー的存在として先駆してきたロジェ・デュブイは、その独創的なアイデンティティと時計製造専門知識を斬新な解釈で融合し、卓越した作品を生み出してきた。高級時計の既存概念を打ち破るハイパーオロロジー™をイデオロギーとして掲げるメゾンは、その革新的なビジョンを駆り立てる喜びや自由、情熱を原動力にオートオルロジュリーの未来の構想、設計、形成を目指す圧倒的な信念によって世界を席巻している。