「鏡の旅」をとおして多様な背景と価値観をもつ人々と交流を試みる

建築家、⽮嶋⼀裕とアーティスト、ヴィオレッタ・イヴァノヴァによる展覧会「Mirrored Journey: Beyond the Surface」がオーストリア⽂化フォーラム東京で2024年11⽉6⽇(⽔)から11月27⽇(⽔)まで開催される。「鏡の旅」とは、コロナ禍において移動が制限される中で鏡というメディアを使って様々な体験を共有し交流を図る2021年に開始されたアート・プロジェクト。今回はポストコロナの状況を反映し、⽇本とオーストリアの3団体が協力し参加者の多様化を図っている。

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コロナが収束し移動の自由を取り戻された今でもなお、様々な社会的分断により似通った人たちとの交流に留まりがちな現在。本展では「鏡の旅」をとおして「⾃分と違う世界に住む⼈」や「⾃分と考えが違う⼈」といった多様な背景と価値観をもつ⼈々との交流のきっかけを目指している。

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⽮嶋⼀裕

オーストリア在住の⽇本⼈建築家。建築家アドルフ・ロースの建築理論から⼤きな影響を受け、『傘庵』という作品に代表されるように⼈間の⾝体を中⼼として⾝近なスケールから空間を考えている。

ヴィオレッタ・イヴァノヴァ

オーストリア在住のブルガリア⼈アーティスト。プロジェクト・マネージャー、キュレーター、教育者としても国際的に活動し、近年は様々なコラボレーション形式を通して、包括性、異⽂化間、国際交流を探求している。

「Mirrored Journey: Beyond the Surface」開催概要

会期2024年11⽉6⽇(⽔)~11月27⽇(⽔)※平⽇のみ開館
時間10:00~16:00
会場オーストリア⽂化フォーラム東京
URLhttps://www.austrocult.jp/