日本画の技法で伝統と現代の交差を描く
日本画家・松浦匡起による個展「命脈」が、tHE GALLERY OMOTESANDOで2026年1月10日から2月1日まで開催する。キュレーションはアーティスト・キュレーターとしても知られる米原康正が担当する。本展では日本美術において繰り返し描かれてきたモチーフ「松」に焦点を当て、同じ題材でありながらも異なる時代や影響を受けて制作された作品が並置される。松浦は、「松」に対する自身の印象や感覚を通して、日本画という伝統的技法を用いながらも、それに従属することなく独自のアプローチを展開している。
ARTIST STATEMENT
日本美術の歴史の中で繰り返し描かれてきた松は、伝統の象徴としてだけではなく継承され続ける精神
の器としての機能も合わせ持つ。
現代を生きる私が松に感じる印象や感覚を日本画の中で構築し表現する事は自然に伝統の再解釈をする
事に繋がり、日々更新され続ける日本美術の歴史の文脈と結びついていく。
同じ題材でありながら過去と現在から異なる影響を受けて制作した作品を展示する本展では、それぞれ
の位置で文脈と結びつけ、異なる視点に基づき歴史や文脈に対する私自身の位置付けを俯瞰する。松浦 匡起
キュレーター 米原康正より
本展「命脈」は同じ松という題材を通して、過去と現在、異なる時間や影響の中で生まれた作品を並置する試みである。そこには、日本画と名付けられる以前から続く絵画の精神と、今この時代に生きる一人の描き手としての自覚とが交差している。
松浦の描く松は、伝統に根を張りながらも、決して過去に留まることなく、生命が連なり続ける“次の季節”へと視線を向けている。その姿は、「命脈」という言葉が示すように、絵を描く行為そのものが持つ持続する力と、生きることへの確かな実感を静かに浮かび上がらせている。
日本画家 松浦匡起(まつうら・まさき)プロフィール
2002年愛知県生まれ、2021年名古屋造形大学 美術表現領域 日本画コース入学、2025年名古屋造形大学 美術表現領域 日本画コース卒業。
松浦匡起 個展「命脈」開催概要
| 会期 | 2026年1月10日(土)から2月1日(日)まで |
| 会場 | tHE GALLERY OMOTESANDO |
| 時間 | 12:00〜19:00(初日は17:00閉場) |
| URL | https://thegallery-harajuku.com/ |

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