写実的でありながら実体感や密度を感じさせる表現

ArtSticker(アートスティッカー)」を運営するThe Chain Museumが2022年の秋より実施しているアーティスト・イン・レジデンス・プログラムの第4弾にアーティストの川端健太が参加する。妹島和世建築設計事務所が1994年に設計した個人邸「蓼科の森の家」にて実施され、自然豊かな環境の中で絵画作品を制作する。制作された作品は会場での発表の場はないが、滞在終了後にエントリー制にてArtSticker限定で販売される。

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-1

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-4

蓼科の森の家 外観 ©Takeru Maruoka

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-6

蓼科の森の家 外観 ©Takeru Maruoka

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-7

内観アトリエ ©Takeru Maruoka

川端が描く絵は、卓越した観察眼を駆使した写実的でありながら、ただの写実絵とは一線を画した実体感や密度のある表現が特徴的。制作テーマに「多角的にものを視て、本質を探ること」を据え、様々な角度からのスケッチをする、モデル本人とのリアルな対話を重ねる、彫刻作品を制作するなどの、文字通り「多角的に視る」工夫が隠されている。

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-2

過去展示風景

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-3

過去展示風景

川端 健太 / Kenta Kawabata

adf-web-magazine-kawabata-artsticker-5

1994年埼玉県生まれ、2019年東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻首席、美術学部総代卒業。2022年東京芸術大学美術研究科油画技法材料研究室修了。主な個展に2021年「Spectrum」(金澤水銀窟 石川県)、2022年「そこに見えて居ない」 (TAKU SOMETANI GALLERY 東京都)、2023年「さわれない形を見る」 (銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY 東京都)など。

「川端健太|Artist in Residence by ArtSticker Vol.4」概要

制作期間2024年夏
エントリー販売期間後日、ArtSticker内でお知らせ
会場蓼科の森の家
主催ArtSticker
URLhttps://tinyurl.com/bdeehada