PLPアーキテクチャーが手がけたスマートビル「Kaleidoscope」

ロンドンを拠点にする建築家・リサーチャー集団PLPアーキテクチャーは、多様な文化と時の移ろいを表現する世界最高水準のスマートビルKaleidoscopeをロンドンで竣工した。テナントには、Tiktok運営会社であるByteDance社が、新たなイギリス本社ビルとして入居を予定。アムステルダムの「ザ・エッジ」やイギリスの「スカイ・セントラル」など、世界有数のオフィスビルをデザインしてきたその豊富な知見を元に、一世を風靡するソーシャルメディアカンパニーの新たなステージを切り開くオフィスを実現する。

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope

ビルのインターネット接続環境を格付ける「Wiredscore」で最も高い水準である「プラチナム」スコアを獲得。高品質なデジタル・インフラに加え、建物の持続可能性を評価する「BREEAM」では、上位10%以内とされる「Excellent」ステータスを獲得。常にハイスピードな変化と隣り合わせのソーシャルメディア業界に求められる、世界でも指折りのオフイス空間となることが期待される。

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-2

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-1

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-6

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-4

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-3

adf-web-magazine-plp-architecture-kaleidoscope-5

多様な文化が入り混じるセントラル・ロンドンの土地の寛容性を活かし、外観は遊び心のあるカラフルなデザイン。ガラスと素焼きタイルを使用したファサードは時間帯や見る角度で色が変化する。ビルの内部からは、チャーターハウス広場やマーケットを望むことができ、屋上のオープンスペース、設計に組み込まれた隣接するファリンドン駅など、周辺環境との調和やワーカーのウェルビーイングに貢献する空間を目指す。

PLPアーキテクチャーについて

PLPアーキテクチャーは、建築デザインの可能性に挑戦しながら、新しい環境の在り方を問い続けている。世界中から多様な建築家、リサーチャーが集まるPLPアーキテクチャーにとって、インタラクティブな空間やオフラインでの協働は最も重要な要素。それは「世界で最も環境性能の高いスマートオフィスビル」と称されたアムステルダムの「ザ・エッジ」や、ワークプレイスの柔軟性を具現化したイギリスの「スカイ・セントラル」を含む、PLPアーキテクチャーの世界トップクラスのワークプレイス設計・デザインプロジェクトに現れている。