KAIKA 東京 by THE SHARE HOTELS主催「KAIKA TOKYO AWARD 2022」の受賞/入選作品が決定
アートストレージとホテルが融合したKAIKA 東京 by THE SHARE HOTELSにて「KAIKA TOKYO AWARD 2022」の受賞/入選作品が展示される。才能あるアーティストの発掘を目的とした「KAIKA TOKYO AWARD 2022」は、審査員に秋元 雄史(東京藝術大学名誉教授、練馬区立美術館館長)と小山 登美夫(小山登美夫ギャラリー代表)を迎え、応募総数291点の中から3点の受賞作品と12点の入選作品を選出した。入選作品および受賞作品15点は2022年3月より「KAIKA 東京」館内にて約2年間収蔵展示される。
KAIKA TOKYO AWARD 2022大賞作品
「ENTER」 六本木 百合香 / Yurika Roppongi
審査員講評 秋元 雄史:六本木さんの作品は、色もきれいですし、ディテールまで丁寧に書き込まれているので、見飽きることのない作品です。作家の中には物語があって、それに向けて描き込んでいるのだと思いますが、それぞれの見る人の視点で絵の世界に入り込められる面白い作品だと感じました。
審査員講評 小山 登美夫:六本木さんの作品は、見る人によって色々な物語を感じとれると思いました。3つの頭を持つ龍が、過去、現在、未来をあらわすという作家の意図をプレゼンテーションで聞きましたが、見る人によっては片目の変わったおじさんや、おにぎりが飛んでいる場面が可愛いと思えるのかもしれなく、いろんなシーンを見ることができる豊かな作品だと思いました。
KAIKA TOKYO AWARD 2022 秋元雄史賞
「奇ッ怪家具」 近藤 七彩 / Nanase Kondo
審査員講評 秋元 雄史:近藤さんの作品は、応募資料の段階では、どこまで丁寧に出来ているかがかわからなかったのですが、実物はディテールまでとてもこだわっていて、プロダクトとして世に出せられるようなクオリティでした。アートオブジェとしても、実際に使える変わった家具としても、両面の魅力をあわせもつ点が新しいと感じました。
KAIKA TOKYO AWARD 2022 小山登美夫賞
「group 8」 河合 真里 / Mari Kawai
河合さんの作品は、とっても単純な絵ですが、ちょっとした色、例えば紫の色の違いで空間をつくるという点がデザイン的な要素にも思えるのですが、やっぱり絵画的な印象を受けて、そこがとても良かったです。作家の他の作品を見ていないのですが、この作品は特に色や構図が面白かったです。
その他の入選作品
受賞3作品に加え、12点が入選作品として選出。2022年3月より約2年間、受賞作品と合わせて本施設共用部及び一部客室内で収蔵展示される。
- 「formation」⼊沢 拓 / Taku Irisawa
- 「思想堆積」榎本 ⼤翔 / Daisuke Enomoto
- 「Thesingbreaksuptheprotractedponderoussilence.」鎌⽥ あや / Aya Kamata
- 「習慣のスケール」國政 サトシ / Satoshi Kunimasa
- 「Growing up」ザラズア ラファエル / Zarazua Rafael
- 「metaraciton #10」永井 天陽 / Solaya Nagai
- 「時の重なり、紙の重なり」中島 明⽇⾹ / Asuka Nakajima
- 「世界と溶け込むに⾄るまで」西村 大樹 / Daiki Nishimura
- 「ROOM_#007_1」松本 千明 / Chiaki Matsumoto
- 「DRIFT」宮原 野乃実 / Nonomi Miyahara
- 「Wujie 1-16」曾 嬿圩/ Yen-Yu, Tseng
- 「アパートメント」横村 葵 / Aoi Yokomura