奨学生と密接な関係性を構築することをミッションに掲げるホルベイン・スカラシップ奨学制度
ホルベイン画材は、「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」をN&A Art SITEにて2023年5月9日から5月20日まで開催。346名の応募者から第34回スカラシップ奨学生として選出された7名の作品を展示する。ホルベイン・スカラシップは、国内で活動する作家への支援として、ホルベインの取り扱う多様な材料・用具を提供。1986年の制度開始以来、スカラシップ認定者は延べ1000名にも達し、作家の活動と美術界の発展を支えている。
ホルベインから支給した色材をメインに使用した作品と共に、色材・画材道具が制作にどのような変化をもたらしたのか、奨学生それぞれの目線で語ったコメントも一展示される。支給された油絵具やアクリル絵具、メディウムや画筆など、今まで触れたことがない新しい画材と対話し、取り入れることで今までの表現をさらに広げるだけでなく、絵画と画材のその先にあるものを探る展覧会となる。7名の奨学生の新しい一面を観ることができる。
第34回ホルベイン・スカラシップ奨学生
今回も346名の応募者の中から、3名の審査員、堀 元彰(美術評論家)、畑井 恵(水戸芸術館現代美術センター 学芸員)、仙石 裕美(画家 FACE損保ジャパン日本興亜美術賞2018グランプリ 2004ホルベイン・スカラシップ奨学生)により、7名の奨学生が選出された。
青山 夢、熊倉 涼子、野原 万里絵、濱口 綾乃、濱元 祐佳、深田 桃子、山﨑 愛彦
ホルベイン・スカラシップ
ホルベイン・スカラシップは優れた芸術作品の創造と美術界の発展を願い、国内で活動する作家を支援するためのCSR活動として発足。作品の形態を問わず色材(油彩・アクリル他)を必要としている作家に対して、ホルベインの取り扱う多様な材料・用具を提供することでその活動を支援しています。1986年の制度開始以来、認定者は延べ1,000名以上にも達します。過去の奨学生はこちら。第33回から制度の内容を一部変更し、受賞者とより密接な関係性を構築することを新たなミッションとして掲げ、「新しい」ホルベイン・スカラシップ奨学制度としてスタート。他にも新製品の開発に奨学生の意見やアイディアを取り入れ、奨学生同士の交流機会を創出をするなど、新たな試みをはじめている。
ホルベイン画材
絵具色材、洋画材料、デザイン材料の製造卸並びに輸出入を行う。ホルベイングループは2020年に創業、120周年を迎える。企業活動を通じて芸術文化の発展振興に寄与する活動を推進する。
「ホルベイン・スカラシップ成果展2023」開催概要
会期 | 2023年5月9日(火)から5月20日(土)まで |
会場 | N&A Art SITE |
時間 | 12:00〜17:30 (※5月14日(日)休廊) |
入場 | 無料 |