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異なる表現手法の二人による水にまつわる考察

トーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)と東京都が2018年より共催する、中堅アーティストを対象に受賞から複数年にわたる継続的⽀援によって更なる⾶躍を促すことを⽬的とした現代美術の賞「Tokyo Contemporary Art Award(TCAA)」。各回の受賞者は受賞後の複数年にわたる支援を経て受賞記念展を開催している。

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今回、第5回の本アワードの受賞者である梅田哲也と呉夏枝による受賞記念展「Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展『湿地』」が、東京都現代美術館で2025年12月25日(木)から2026年3月29日(日)まで開催される。呉は、TCAAの海外活動を経て制作された新作を含め、日本・韓国・オーストラリアを中心に個人の記憶を辿りながら2017年より制作を続けてきたプロジェクト「grand-mother island project」を展観。梅田は、呉の作品も展示される空間に新たな導線を設定し、随所に動的な音響のオブジェクトを組み込むことで、作品を鑑賞するための制度としての美術館に対する視点の転換を試みる。

梅田哲也

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1980年熊本県生まれ、大阪府在住。現地にあるモノや日常的な素材と、物理現象としての動力を活用したインスタレーションを制作する一方で、パフォーマンスでは、普段行き慣れない場所へ観客を招待するツアー作品や、劇場の機能にフォーカスした舞台作品、中心点を持たない合唱のプロジェクトなどを発表。先鋭的な音響のアーティストとしても知られる。

近年の個展に「wait this is my favorite part 待ってここ好きなとこなんだ」(ワタリウム美術館、東京、2023)、「梅田哲也 イン 別府『O滞』」(別府各所ほか、2020)など。また、パフォーマンス公演として「Kunstenfestivaldesarts 2017『Composite: Variations / Circle』」(ブリュッセル)など。インタビューや、海外活動(欧州)についてTCAAウェブサイトで公開している。

呉夏枝(OH Haji)

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1976年大阪府生まれ、オーストラリア在住。2012年京都市立芸術大学美術研究科博士後期課程研究領域染織修了。主に、織、染、ほどくなど、繊維素材にまつわる技法を用い、写真、テキスト、音声などを併用したインスタレーション作品を制作。在日韓国人三世の出自を背景に、言葉にされなかった個人の記憶―沈黙の記憶―をめぐる制作や、ワークショップをとおしての対話や経験をもとに、記憶の継承の可能性を探求している。

近年の展覧会に、「総合開館30周年記念 遠い窓へ 日本の新進作家 vol.22」(東京都写真美術館、2025)、「アジア・パシフィック・トリエンナーレ11」(クイーンズランド州立近代美術館、ブリスベン、オーストラリア、2025)、「ANTEPRIMA × CHAT Contemporary Textile Art Prize 2024」(CHAT、香港)、「六本木クロッシング 2022 展:往来オーライ!」(森美術館、東京)など。インタビューや、海外活動(大阪、兵庫、対馬(長崎))についてTCAAウェブサイトで公開している。

Tokyo Contemporary Art Award 2024-2026 受賞記念展「湿地」開催概要

会期2025年12月25日(木)~2026年3月29日(日)
時間10:00~18:00
会場東京都現代美術館 企画展示室 3F
URLhttps://tinyurl.com/47uj6vz9