ディレクターは金澤韻と服部浩之、監修に片岡真実
学校法人瓜生山学園 京都芸術大学と東北芸術工科大学の学生選抜展「DOUBLE ANNUAL 2024 瓢箪から駒 -ちぐはぐさの創造性-」が国立新美術館で2024年2月24日(土)から3月3日(日)まで開催される。インディペンデント・キュレーターである金澤韻と服部浩之の2名がディレクターを担当、森美術館館長である片岡真実が監修する。
「DOUBLE ANNUAL」は2017年度から開始した、全学部生と院生を対象に募集・選抜を行いディレクターの提示したテーマに応答する形で、ディレクターたちと対話を続け、制作指導を受けながら展覧会をつくり上げる実践的な芸術教育プログラム。昨年度から京都芸術大学と姉妹校提携を結んでいる東北芸術工科大学からも学生選抜を行うプロジェクトへと発展させ、京都と山形という二つの異なる地点から「アートになにができるのか」を問いかける。
出展作家
京都芸術大学
- 張京京 ZHANG JINGJING(大学院 芸術専攻 映像メディア)修士1年
- 趙彤陽 ZHAO TONGYANG(大学院 芸術専攻 写真・映像)修士2年
- 住谷文兵 SUMITANI Bumpei(美術工芸学科 写真・映像コース)2年
- 川口源太 KAWAGUCHI Genta(環境デザイン学科)3年
- 山下龍二 YAMASHITA Ryuji(tachiwo.design.lab)(大学院 建築・環境デザイン領域)修士1年 / 協力:大塚崚太郎 OTSUKA Ryotaro
東北芸術工科大学
- 横田勇吾 YOKOTA Yugo(大学院 芸術文化専攻 複合芸術領域)修士2年
- 森田翔稀 MORITA Shoki(美術科 洋画コース)4年
- 杜鞠 Tomari(美術科 洋画コース)2年
- 木村晃子 KIMURA Akiko(美術科 洋画コース)4年
- 菊地那奈 KIKUCHI Nana(大学院 芸術文化専攻 工芸領域)修士1年
ディレクター(京都芸術大学 担当):金澤韻
現代美術キュレーター。京都芸術大学客員教授。公立美術館勤務後、2013年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。メディアアート、漫画、地域とアート、障害とアートなど既存の美術の枠を超える領域を扱う。国内外で展覧会企画多数。株式会社コダマシーン共同代表。現代美術オンラインイベントJP共同主宰。
ディレクター(東北芸術工科大学 担当):服部浩之
キュレーター。東北芸術工科大学客員教授、東京芸術大学大学院映像研究科准教授。2020年度・2021年度KUA ANNUALディレクター。アジア各地で新しく生まれる表現活動を調査研究するなかで、異なる領域の応答関係に関心をもち、様々な表現者との協働を軸にしたプロジェクトを展開する。近年の企画に、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019年)がある。
総合ディレクター:片岡真実
森美術館館長、国立アートリサーチセンター長、京都芸術大学大学院客員教授。2017-2019年度KUA ANNUALディレクター。芸術監督として、第9回光州ビエンナーレ(2012年、共同監督)、第21回シドニー・ビエンナーレ(2018年)、国際芸術祭「あいち2022」なども兼務。
京都芸術大学
12学科22コースからなる国内最大規模の総合芸術大学。芸術を通して社会で必要な力を育成している。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に “社会と芸術”の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」が年間100件以上ある。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成中。
東北芸術工科大学
「芸術的創造と良心による科学技術の運用により、新しい世界観の確立を目指す」 ことを建学の理念とし、全国発の公設民営大学として山形県山形市に設立。芸術学部とデザイン工学部の2学部から成り、大学院生を含め約2,400名の学生が在籍する。実社会で活躍できる人材を輩出すべく、地域社会との連携を重視し、徹底した実学教育を展開していることが特長。昨年で開学30年を迎え、卒業生は延べ12,000人を超える。
DOUBLE ANNUAL 2024 瓢箪から駒 -ちぐはぐさの創造性- 開催概要
会期 | 2024年2月24日(土)~3月3日(日)(会期中の休館日:2月27日(火)) |
時間 | 10:00~18:00 ※観覧締切時間は17:30 |
会場 | 国立新美術館 3階 展示室3A |
料金 | 無料 |
URL | http://tinyurl.com/55t8y8ks |