「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」展開催中
文化庁、国立新美術館主催の「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」展が国立新美術館で2020年1月11日(土)から2月16日(日)まで開催されている。文化庁は、将来の日本のアート、芸術を支える人材の育成のため、若手アーティストが海外の関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」を1967年から実施し、半世紀を経過した。アート、美術分野では、研修の成果発表として1998年より「DOMANI・明日展」を開始し、2020年度で第22回目を迎える。
「DOMANI・明日展」は天井高に恵まれた国立新美術館の空間での大規模なグループ展で、文化庁による新進のアーティスト、芸術家育成プログラムで海外に送り出した人材を日本のアートシーンでプレゼンテーションをする機会。今回は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック年の冒頭にあたるため、国が展開する「日本博2020」のプログラムに参加するスペシャルエディションとなった。「日本博」展に共通するテーマ「自然」と関連し、「傷ついた風景の向こうに/ Landscapes in Our Age: Scarred and Reborn」をサブタイトルに、石内都、畠山直哉、 米田知子、栗林慧/栗林隆、日高理恵子、宮永愛子、藤岡亜弥、森淳一、若林奮、佐藤雅晴ら十一名のアーティストが参加するグループ展となる。2010年前後に研修を終えた作家に加えて、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業からもアーティストを招聘し、現在の日本のアクチュアルかつ国際的に開かれた自然観を浮かび上がらせる。「傷ついた風景」、「風景に生きる小さきもの」、「庭へ」、「自然の摂理、時間の蓄積」などのテーマ設定によりグループ展示を構成する。
「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」展 情報
展示会名 | DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに |
会期 | 2020年1月11日(土)~2月16日(日) 毎週火曜日休館 ※ただし、2月11日(火・祝)は開館、2月12日(水)は休館 |
開館時間 | 10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は20:00まで ※入場は閉館の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室2E 〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2 |
主催 | 文化庁、国立新美術館 |
観覧料 | 1,000円(一般)、500円(大学生) |