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写真展「ニッポン複雑紀行」

ニッポンは複雑だ。複雑でいいし、複雑な方がもっといい。
2017年に開始したウェブマガジン・ニッポン複雑紀行は、NPO法人難民支援協会（JAR）によるウェブマガジンという形で、一人の人生、街の歴史、このニッポンがはらんだ複雑さのひとつひとつを取り上げてきた。初となる写真展は足掛け2年強にわたるウェブマガジン・ニッポン複雑紀行運営の総決算となる。本展は2020年1月30日から2月5日の一週間、新宿御苑前のアイデムフォトギャラリー・シリウスで開催される。

群馬県大泉町のブラジル人学校、静岡県浜松市での多文化共生の取り組み、兵庫県神戸市のベトナム人コミュニティ、日本とそれ以外のルーツをもつ様々な「ハーフ」の人々の姿など、これまで撮影してきた写真をひとりひとりから聞いた言葉の数々と合わせて展示する。多種多様なルーツをもつ人々が生きる現在の日本社会の現実を感じられる内容となっている。2020年2月1日（土）にはギャラリートークも開催し、ウェブマガジン記事制作の具体的な裏側などについても話をする予定となっている。

NPO法人難民支援協会について

1999年設立。「難民が新たな土地で安心して暮らせるように支え、ともに生きられる社会を実現する」ことをミッションとし活動する。難民申請の手続きや、来日直後の緊急期における医食住、企業での就労、地域との関係づくりなどの支援を行う。難民受け入れに関する政策提言や、認知啓発にも力を入れている。年間の支援対象者の国籍数は約70ヶ国、来訪相談者数は約600人、相談件数は4,000件以上（2017年度実績）。 国連難民高等弁務官事務所（UNHCR）のパートナー。