書籍「LOUIS VUITTON SKIN: THE ARCHITECTURE OF LUXURY」が刊行
ルイ・ヴィトンは、メゾンの特徴あるファサードをまとめた書籍『LOUIS VUITTON SKIN: THE ARCHITECTURE OF LUXURY』を2023年4月14日に発売した。フランク・ゲーリー、青木淳、ピーター・マリノなど、世界的に著名な建築家と共に、その地域の特性に関連し、何よりも感情を呼び起こすような、力強い視覚体験を生み出す特有なファサードを持つ重要な建築物を設計してきたメゾン。ピュリッツァー賞受賞作家のポール・ゴールドバーガーによる本書は、一貫性を避け、単一の建築的アイデンティティではなく、建築そのものがアイデンティティであるというメゾンの概念を伝える一冊となっている。
都市の街並みに型通りに溶け込むよう設計されたルイ・ヴィトン ストアは1つもない ── スケールこそ桁違いだが、メゾンの製品と同じ魅力を持つよう設計された建物だ。
──ポール・ゴールドバーガー
ピュリッツァー賞を受賞した作家ポール・ゴールドバーガーによる本書では、ルイ・ヴィトン ストアのファサード (建築用語で「skin スキン」)を深く探求し、読者をメゾンの他に類を見ない店舗を巡る魅惑的なワールドツアーへと誘う。サンパウロからソウル、マイアミからメキシコシティまで ──ゴールドバーガーが「現代における ブランド・アイデンティティの概念の根本的な見直し」と謳うルイ・ヴィトン ストアを一挙に紹介する。
モダンでありながら、質の高いクラフツマンシップというルイ・ヴィトンの比類のない伝統を守る各ストアのファサードは、店内に並ぶルイ・ヴィトン製品と同じ魅力を持つよう構成されている。
世界的なラグジュアリー企業なにおいては、標準化された視覚的コードの下で自らを主張しなければならないという期待を覆し、本書で取上げられているルイ・ヴィトンの各ストアは、それぞれ劇的に異なった都会的・建築的な表現であり、どのストアも、メゾンがこれまでに設計したものとは一線を画している。例えば、イスタンブールのイスティニエ・パーク店は外観が3Dプリンターで作られた地形図のようであり、一方、東京の銀座並木通り店のガラスのファサードは近くの東京湾を彷彿させる、うねりのある表面が、千変万化する色を放って波のような効果を生み出している。
本書は6種類の表紙で発売され、それぞれが北京、パリ、ソウル、ニューヨークシティ、東京、シンガポールという、世界で最も建築的に際立つルイ・ヴィトン ストアをフィーチャーしている。
著者 ポール・ゴールドバーガーについて
「ハフポスト」が「建築評論界の大御所建築評論界の大御所」と呼ぶポール・ゴールドバーガーは、現在、『Vanity Fair』紙のコントリビューティング・エディターを務めている。1997年から2011年まで『New Yorker』誌の建築批評を担当。NYのパーソンズ・スクール・オブ・デザインの学部長を務めたのち、現在は、NYのニュースクール大学でデザインおよび建築のジョセフ・アーバン記念教授職を務めている。『New York Times』紙でキャリアをスタートし、1984年には、同紙での建築評論が、米国ジャーナリズムにおいてにおいて最高賞となとなるピュリッツァー賞を批評部門で受賞。著書に『Building Art: The Life and Work of Frank Gehry』、『Christo and Jeanne-Claude』、『Why Architecture Matters』など。さらに、ニューヨークのモルガン図書館・美術館、ニューヨーク公共図書館、ハーバード大学といったいくつかの主要な文化・教育機関の建築・計画問題に関する特別コンサルタントおよび顧問も歴任している。
『LOUIS VUITTON SKIN: THE ARCHITECTURE OF LUXURY』書籍概要
著者 | ポール・ゴールドバーガー |
仕様 | 30 x 38 cm | 372ページ| 図版245点 | 絹装ハードカバー |
ISBN | パリ:978-1-64980-163-0 | 北京:978-1--64980-277-4 | ニューヨーク:978-1-64980-278-1|東京:978-1-64980-279-8 | ソウル:978-1-64980-280-4 |シンガポール:978-1-64980-281-1 |
言語 | 英語、フランス語 |
価格 | 27,500円(税込) |
発売日 | 2023年年4月14日 |
販売 | ルイ・ヴィトン ストアおよび公式サイトにて |