アートを活用するコンサルティング事業及びセミナー事業、ニュース事業を共同で行うをMAGUS設立
三菱地所、寺田倉庫、TSIホールディングス、東急はコンソーシアムを組成し、株式会社MAGUS(マグアス)を2021年3月8日に設立した。「アート」に関するメディアを通じて人や企業をつなぎ、日本国内における現代アートの情報に特化したプラットフォーマーを目指す。第1弾としてビジネスにアートを活用するコンサルティング事業及びオンライン・オフラインでのセミナー事業、第2弾として世界中のアートに関わる情報を企業や人に届けるニュース事業を行う予定。社長にはIMAメディアのプロデューサー・執行役員である上坂真人が就任した。
世界のアート関係者が指標としている「The Art Basel and UBS Global Art Market Report」 によると、日本のアート市場の規模は依然として小さく、世界における日本の経済規模が上位を占めるのに対し、アートの市場規模は「その他の国(rest of world)」の一つに過ぎない。
今後、拡大が期待される日本のアート市場だが、市場の健全な発展にはアートに関する情報提供が欠かせない。アートの市場規模が大きい国では、アートは、富裕層だけのものではなく、暮らしの一部であり、身近な存在である。企業や個人がアーティストの支援やアートの購入に積極的なほか、企業はブランディングやコミュニケーションに活用している。
今後、MAGUSはアートシーンのプラットフォーマーとして、新しいコミュニティ、新しいアート経済圏の創出を目指す。世界と日本、買う主体と作る主体を結びつけることで、アートを通して社会問題を語り合い、作品を購入することが日常となり、アートへの取り組みが企業の品格を表わす社会への変革に貢献していく。
新会社の基本理念
ビジョン:アートで日本をもう少し素敵に
ミッション:アートに触れ、解釈し、文化を考える愉しさを伝え、人々の人生を豊かにする
新会社の事業内容
法人向け事業:アートを戦略的に活用する企業に向けた、企画提案と実行・運営
- アーティストの世界進出サポート等、国際的ブランド戦略の企画立案と実行
- メディアに集まるアート関連の人や情報や施設を活用した、企業のVIP向けメニューの企画・運営
- 生涯教育、子どものアート教育、アーティストの支援等、企業の社会貢献活動の企画と実行
- ビジネスパーソンに向けた、企業戦略としてのアート&ビジネスセミナー
個人向け事業:アートの多様な愉しさを伝える、情報発信メディア
- 海外や異分野ジャーナリストによる批評、世界のアートニュース等を提供するウェブマガジン発行
- インテリアとしての作品、資産的観点でのアート、教養としてのアート等、入門編のスクール
- 海外の最新情報や、作品保存等の実務を学ぶ、アートコレクター向けパーティー
新会社の体制・展望
- アートメディアビジネスにおいて10年間の実績を持つ、株式会社アマナにてIMAメディアのプロデューサー・執行役員である上坂真人が社長に就任し、本事業を運営。
- これまでの人脈や出資各社のネットワークを活かした、アートをビジネスに活用するためのコンサルティング事業、及び法人・個人向けには様々な視点からアートへの理解を含めるセミナー事業を展開。
- 世界有数のアートメディアと契約を結び(現在、交渉中)、世界のアート市場と日本のアート市場をつなげて、情報の非対称性を解消し、日本のアートマーケットの拡大を目指す。
- この流れを拡大するべく、方向性を同じくする企業に参画を促し、コンソーシアムの拡大をめざす。
MAGUSについて
社名 | 株式会社MAGUS(マグアス) |
代表 | 上坂真人 |
資本金 | 2億1,600万円(資本準備金含む) |
資本構成 | 寺田倉庫株式会社、三菱地所株式会社、株式会社TSIホールディングス、東急株式会社、上坂真人 |
所在地 | 東京都品川区東品川二丁目1番3号 |
設立 | 2021年3月8日 |