歴史的価値を世界へ発信 新たな観光資産として地域の活性化に貢献
ドイツの清掃機器最大手メーカー、ケルヒャーが、栃木県足利市の松田川ダムが完成30周年を迎えた記念に、ダムに「侍」を描き出すプロジェクト「BRING BACK THE SAMURAI Powered by ケルヒャー」を完成させた。約3週間にわたる作業を経て2026年4月10日(金)にダム壁面に巨大な「侍」アートを完成させた。
本プロジェクトはケルヒャーが文化貢献活動の一環としてグローバルに取り組んでいるリバース・グラフィティ・プロジェクトとしての取り組み。汚れを自社製品で削ぎ落すことでアートを描き出す手法「リバース・グラフィティ」を採用し、時を逆行するような洗浄プロセスを経て、ダム壁面に侍を浮かび上がらせた。モチーフデザインの制作はアーティストであるクラウス・ダオヴェンが手がけた。ダオヴェンは足利の伝統行事「節分鎧年越」に宿る不変の人間性に着目し、約750年前の最古の記録に基づき大切な人を守り、地域に寄り添う「侍」の姿を発案した。
制作過程では、最初にモチーフをレイアウトした立面図を基にレーザーなどで実際のダムの壁面を測量、縁取りのためのポイントを約2,055か所あまりをマーキング。次にポイントに沿ってモチーフの輪郭を手元の図面と照らし合わせながら正確に高圧洗浄機のノズルで縁取り、下絵を完成させ、最後に縁取りに沿ってダムの壁面を一気に洗浄、汚れを除去した箇所とのコントラストで「侍」が描かれた。
- モチーフの輪郭を縁取り
- モチーフの輪郭を縁取り
- 洗浄
- 洗浄
ケルヒャーはリバース・グラフィティ・プロジェクトを起点に日本独自の活動として行政、自治体、企業、教育機関と連携を目指す「ケルヒャー洗伝プロジェクト」も展開。
リバース・グラフィティの手法を用いて提携先のアピールしたい情報を国内の汚れた壁面に描き出す、街の“洗浄”と様々な団体の“宣伝”活動を融合させた取り組みとなっている。洗浄アートを描いた各壁面については、要望がない限りは後日完全に洗浄する形を想定している。

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