Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.

知床に関わり制作を続ける上村洋一とエレナ・トゥタッチコワによる「Land and Beyond | 大地の声をたどる」展を開催

ポーラ ミュージアム アネックスにおいて、上村洋一+エレナ・トゥタッチコワ「Land and Beyond|大地の声をたどる」が2021年7月21日(水)から8月29日(日)まで開催される。

adf-web-magazine-pola-museum-land-and-beyond-1

上村洋一 internal weather 210226_1611_UTORO 2021 年 ラムダプリント 600mm × 400mm

adf-web-magazine-pola-museum-land-and-beyond-2

エレナ・トゥタッチコワ 「知床:干潮を待つ」より 2020年 c-print、イメージサイズ 1100mm x 900mm

上村は、世界各地の、主に海で行ったフィールド・レコーディングを中心にサウンド・インスタレーションを手がけてきた。トゥタッチコワは、歩くという行為を通して各地の自然や人の物語を採集し、写真、映像、文章、ドローイングを含むインスタレーションとして展開してきた。

adf-web-magazine-pola-museum-land-and-beyond-3

上村洋一 phantom power 2019年 サウンド・インスタレーション 流氷を溶かした水、グラス、ウーファースピーカー、鉄板、サウンド Photo by Ken Kato

「Land and Beyond|大地の声をたどる」は、それぞれ知床という地に関わり制作を続けている二人のアーティストによる最新の歩みを発表すると同時に、相互に交差する世界観を知床という土地(Land)から出発しながら、土地と人との関係をより普遍的に喚起しうるもの(Beyond)として、見る側に投げかける。本展は、知床や北方圏のリサーチも展開する四方幸子をゲストキュレーターに迎え、三者の現地滞在を含む対話を介して生み出されたものとなる。

adf-web-magazine-pola-museum-land-and-beyond-4

上村洋一 internal weather 210217_1223_UTORO 2021年 ラムダプリント 600mm × 400mm

adf-web-magazine-pola-museum-land-and-beyond-6

エレナ・トゥタッチコワ 「知床:干潮を待つ」より 2020年 c-print、イメージサイズ 380mm x 313mm

上村洋一について

1982年千葉県生まれ。上村洋一は、聴覚や視覚から風景を知覚する方法を探り、主にフィールド・レコーディングを素材にサウンド・インスタレーションや絵画作品、映像作品、サウンド・パフォーマンス、音響作品などを制作し国内外で発表している。フィールド・レコーディングを「瞑想的な狩猟」として捉え、その行為を通して、人間と自然との曖昧な関係性を考察している。東京藝術大学大学院美術研究科修了。音響作品(CD)に『re/ports』(Ftarri、2019年)がある。

エレナ・トゥタッチコワについて

1984年、ロシア・モスクワ生まれ。エレナ・トゥタッチコワは、人間の風景認識や物語創造、歩行と想像力の関係に関心を抱く。歩行を世界の道づくりという表現方法として捉え、様々な土地で、歩き、人とかかわりながら、制作を続けている。土地に秘めた物語を探り、写真、映像、文章、ドローイングなどで表現する。2003年までは11年間、モスクワ国立音楽院付属中央専門音楽学校で音楽を学び、その後、ロシア国立人文大学の東洋文化・古典古代学部では日本文学を専攻。東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域 博士後期課程修了。博士(美術)。

上村洋一+エレナ・トゥタッチコワ「Land and Beyond|大地の声をたどる」開催概要

会期2021年7月21日(水)- 8月29日(日) ※会期中無休
開館時間11:00 - 19:00 (入場は18:30まで) 
会場ポーラミュージアムアネックス
入場料無料