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都心の広場・公園的空間の在り方を検証

大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり3団体の大丸有エリアマネジメント協会と大手町・丸の内・有楽町地区まちづくり協議会および三菱地所は、社会実験「Marunouchi Street Park 2022 Summer」を2022年8月2日(火)から9月11日(日)までの期間、丸の内仲通りで実施する。

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「Marunouchi Street Park 2022 Summer」 キービジュアル

「Marunouchi Street Park」は2019年からスタートした丸の内仲通りの今後のあり方や活用方法を検証する社会実験で、これまで天然芝の敷設や屋外ワークスペース、仮設建築物の設置など、通りの役割や季節ごとの可変性を様々な形で探ってきた。今年度は夏・冬2回の実施を予定しており、快適な都市公園空間としての丸の内仲通りを見据え、よりサステナブルな空間作りを実践。都心の広場・公園的空間の在り方と運営管理方法と②都市観光としての場づくりについて検証する。また、夏は「みんなのMarunouchi Street Park」というコンセプトを掲げ、日常的かつ自由に利用でき、誰をも受け入れる都市公園空間を作り上げる。

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「Marunouchi Street Park 2022 Summer」イメージパース

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「Marunouchi Street Park 2022 Summer」イメージパース

実施内容

本社会実験は「みんなのMarunouchi Street Park」をコンセプトにエリアを3つのテーマで構成。D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)に即した、多様な人々が日常的かつ自由に利用できる常設什器や屋外客席を設置した都市公園空間を提供します。今回は都心の広場・公園的空間の在り方と運営管理方法と、withコロナの時代において人々が心を寄せ、安全に楽しめる都市観光としての場づくりに関する検証を強化。また酷暑対策として、一部エリアで香り付きドライ型ミストを設置するほか、気化熱を利用して表面温度が下がるハイテク芝「COOOL TURF(クールターフ)」を導入し、天然芝と人工芝(ハイテク芝)での表面温度について比較検証も行う。加えて期間中エリアの店舗やイベントと連携し、丸ビル前ブロックと丸の内パークビル前ブロックでは企業のプロモーションに使用できるPRスペースを設け、通りを訪れる人々に新たな価値を提供する。adf-web-magazien-marunouchi-street-park-9

丸ビル前ブロック:MSP Refresh Space

屋外で本を読んだり体を動かしてリフレッシュしていただけるエリア。道路と歩道を一体的に活用しデザインされた「みんなのライブラリーベンチ」では、木陰に座って本を手に取っってくつろぐことができる。蔵書は「丸の内仲通りで読みたい本」をテーマに利用者が持ち込み、気に入った本と交換もできるスタイルとし、知の共有を通じてゆるくつながれるコミュニティの場を形成。隣の「こどもライブラリー」では、夏休み期間に子どもたちが楽しめるよう、絵本がちょうど子どもの目線に入るように設計される。

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「みんなのライブラリーベンチ」イメージパース

丸の内二丁目ビル前ブロック:MSP Music Restaurant

通りを訪れた人誰もが弾くことのできる、「みんなのストリートピアノ」を設置し、まるで自然の中にあるバーカウンターのような雰囲気で音楽を楽しむことができる。また丸の内仲通り沿道に店を構える「GARB Tokyo」の特設屋外客席として、昨年冬に引き続き仮設建築物を設置。道路空間を階層的に活用し、涼しげな空間での飲食をすることができる。

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「GARB Tokyo」特設屋外客席 イメージ

丸の内パークビル前ブロック:MSP Garden

芝の上で楽しむピクニックをイメージしたエリア。芝生でくつろげる休憩所「ごろごろベンチ」や充電スポットを設けたソロワークスペースを展開し、様々な種類のくつろぎスペースを提供。また当ブロックでは酷暑対策として、生産面積全国一位を誇る、清涼感ある北海道滝上町産の和ハッカ精油を使用した香り付きドライ型ミストが設置され、暑い日でも涼しく快適な空間となっている。

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丸の内パークビル前ブロック イメージパース

大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)20周年について

丸ビルが建て替わった2002年に発足した当協会は、大丸有エリアが「まちびらき」してからの20年間、公的空間の活用やコミュニティ形成等ソフト面でのまちづくりに注力し、エリアの面的な発展に寄与。20周年を迎えた今年は今までの活動を振り返った上で、「人々の幸福度の向上」をテーマと定め、まちでのあらゆるつながりを促進し、このまちのファンを増やしていくことを目指す。公的空間活用・コミュニティ形成の大きな2本柱は変えず、サステナビリティや多様性に配慮したプロジェクトや、まちの様々なプレイヤーを巻き込んだ参加型のプロジェクト、アプリやメタバースなどDXを利用した新たなまちの発見方法など、時代に即した形で活動を展開していく。