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大林剛郎のコレクション展など「船場アートサイトプロジェクトVol.1」が開催

アートローグ辰野は「船場アートサイトプロジェクト」を立ち上げ、そのキックオフイベントとなる「船場アートサイトプロジェクト Vol. 01」を2021年7月17日(土)から8月15日(日)まで開催する。本プロジェクトは2025年に大阪・関西万博の開催を控え、国内外から注目を集める大阪、その中心地でもある船場エリアの、通称「中船場」に位置する「船場エクセルビル」を舞台に、美術展覧会、関連カンファレンスなどを同時に行う複合的な現代美術のイベント。

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「船場アートサイトプロジェクト Vol. 01」

今回は大阪由来の企業人かつ現代美術コレクターであり、近年は国際芸術祭「あいち2022」組織委員会長としても知られる大林剛郎が、自身のコレクションから大阪ゆかりのアーティストを含む、日本を代表するアーティストの写真作品を選定した「“CONTRAST = Light and Shadow” 大林コレクションから日本の現代写真」、水運に支えられ諸外国との交易拠点としての歴史を有する大阪/アジアからグローバリゼーションや資本主義のあり方を再提示する、アウラ現代藝術振興財団の映像作品コレクション展「水の越境者(ゾーミ)たち -メコン地域の現代アート-」、大阪ゆかりのアーティスト等による作品展示に加え、7月16日、17日には関連カンファレンスも開催される。

「船場アートサイトプロジェクト Vol. 01」

Exhibition 1

“CONTRAST = Light and Shadow” 大林コレクションから日本の現代写真
森村泰昌、杉本博司、畠山直哉 他
企業人であり、現代美術のコレクターとしても知られ、森美術館理事、英国テート美術館およびニューヨーク近代美術館(MoMA)のインターナショナル・カウンシル・メンバーなども務めている大林剛郎。本展では大林自身のコレクションから、森村泰昌、杉本博司、畠山直哉など日本を代表するアーティストの写真作品が展示される。

Exhibition 2

水の越境者(ゾーミ)たち -メコン地域の現代アート-
アリン・ルンジャーン、クゥワイ・サムナン、リム・ソクチャンリナ 他
世界20拠点で展開する国際法律事務所の共同創業者で紀南アートウィークの総合プロデューサーを務める藪本雄登が代表を務める「アウラ現代藝術振興財団」のコレクション展を開催。今回はアジア地域の国際展出展経験のある若手アーティストを中心としたグループ展を実施。第55回ヴェネチア・ビエンナーレ出展アーティストであるArin Rungjang (アリン・ルンジャーン)やシンガポール・ビエンナーレ、バンコク・アート・ビエンナーレ等の国際展出展アーティストのKhvay Samnang(クゥワイ・サムナン)等、アジア地域の著名アーティストのみならず、今回日本で初めて紹介される国際展出展常連組を中心とした合計10名のアーティスト/アートコレクティブが紹介される。

Exhibition 3

Art Exhibition by Osaka Artists 郡裕美、友井隆之、永井英男 他
大阪由来の、あるいは大阪を拠点に活動するアーティスト、郡由美、友井隆之、永井英男 等の作品が船場エクセルビル内外に展示される。

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郡由美 KORI Yumi 
《覚醒 ー壁の向こうへー》

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TOMOI Takayuki 《1 ton 彫刻》《1000kg 千箇所プロジェクト》一定量の鉄材料を即興で作品にした堀尾貞治と鉄の作家友井隆之との「重量絵画」。「1 ton 彫刻」を1000のピースに分散させて世界中の場所で展示する同時空間プロジェクト「1000kg 千箇所プロジェクト」として発展させている。

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永井英男 NAGAI Hideo《三位一体 ”THREE HEADS ARE BETTER THAN ONE"》巨大な顔の3体の彫刻が、バランスを崩さず垂直に直列している。顔の裏側にはアンバランスな小さな身体が平行している。

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「船場アートサイトプロジェクト Vol. 01」

船場エクセルビル

1970年大阪万博の前年に竣工した「船場エクセルビル」では、アーティスト、クリエイター、アントレプレナーや団体と共に、クリエイティブな発想で活用し、2006年から2011年までの間、ビル内に大阪市立大学のサテライト施設「船場アートカフェ」を設け、建物の一角を中心に、アートとコミュニティに関する研究実践、文化芸術を介した都市再生への試みが展開されている。今後はアーティストやクリエイターだけでなく、ビジネスパーソン、地域がアートを中心に集い、出会うイベントやプロジェクト等を開催していく。

船場アートサイトプロジェクト Vol. 01開催概要

オンライン

日時2021年7月16日(金)配信日 時:2021年7月17日 (土) 17:00-18:30
登壇者辰野光彦(辰野)、鈴木大輔(アートローグ)宮津大輔(横浜美術大学学長、森美術館理事)、石倉敏明(秋田公立美術大学美術学部准教授)、薮本雄登(アウラ現代藝術振興財団代表)、鈴木大輔
内容基調講演 1:船場のまちづくり アート/建築/フェスティバル 2006〜2021
基調講演 2:2025 国際芸術都市大阪の可能性
「水の越境者(ゾーミ)たち -アジアの共異性を探る-」

イベント

会期2021年7月17日(土)から8月15日(日)まで (コア期間:2021年7月17日から7月20日まで)
時間11:00~20:00(コア期間)
※コア期間以降は金:16:00~19:00 土日:13:00~19:00(最終来場時間は各開館時間の30分前まで)
会場船場エクセルビル2~5階 (大阪府大阪市中央区久太郎町3丁目2-11)
料金入場料1000円 ※事前完全予約制(日時指定)
販売チケット販売URL