50年の名作と出演者の言葉を収録した大判図録書籍
求龍堂はNHK「日曜美術館」放送開始50年を記念した書籍『NHK日曜美術館50年展』の販売を2026年4月10日より開始した。本書は、開催中の「NHK日曜美術館50年展」の図録を兼ねた書籍で、これまで番組で紹介されてきた作家と名作、出演者の言葉を収録する。本書には75作家の名品、60名を超える出演者による約200点の放送スチールを収録する。作品点数は211点、画像総数は500点以上に及ぶ。大判312頁の構成としながら、軽やかなデザインで構成されている。
NHK日曜美術館50年展
1章 語り継ぐ美
ポール・セザンヌの《水浴》(大原美術館蔵)から始まり、ルドン、ロダン、ムンク、ルオー、ピカソ、マグリット、ジャコメッティ、ダリ、ベーコンといった西洋の巨匠の作品を収録する。各作家について語る出演者の言葉を掲載する。続いて高橋由一の《鮭》(東京藝術大学大学美術館蔵)を起点に、日本人作家の作品を収録する。熊谷守一、岸田劉生、速水御舟、松本竣介、舟越保武、倉俣史朗、石田徹也らの作品を掲載する。

2章 日本美の再発見
縄文を起点に、日本美の原点となる造形を紹介する。黒を背景に縄文の造形が浮かび上がる構成とする。出演者による縄文への言葉を掲載する。続いて伊藤若冲、曾我簫白、長沢芦雪、葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年の作品を収録する。これらの作品は、村上隆、大野一雄、しりあがり寿、祖父江愼、楳図かずおなど現代の創造者に影響を与えている。
3章 工芸 伝統と革新
工芸分野における放送内容をもとに構成する。「正倉院展」では模造作品を紹介し、文化財保存における技術と精神を示す。「日本伝統工芸展」は1954年から続く公募展であり、重要無形文化財保持者の作品を含む。輪島漆芸技術研修所に関わる作家や、世代を超えて継承される作品を掲載する。また「工芸の妙技・神業」として、本郷真也、前原冬樹、塩見亮介ら現代作家と、明珍、高瀬好山、安藤緑山といった近世から近代の技巧との対比を紹介する。
4章 災いと美
疫病、戦争、自然災害をテーマに、人類が困難とどのように向き合ってきたかを示す。版画に見られる疫病の記録、靉光、香月泰男、石内都による戦争表現を収録する。また野見山暁治、鴻池朋子による自然災害に対する表現、ピカソの《ゲルニカ》の映像展示を紹介する。
5章 作家の生き様と美
番組内企画「アトリエ訪問」で記録された作家の創作現場をもとに構成する。芹沢銈介、三岸節子、岡本太郎、柚木沙弥郎、志村ふくみ、加山又造、李禹煥、舟越桂、大竹伸朗、諏訪敦、山口晃の言葉と作品を掲載する。
コラム
各章末にコラムを収録する。開催美術館関係者3名、歴代司会者の一人である小野正嗣、志村ふくみによる寄稿を掲載する。
巻末資料
巻末には歴代司会者アンケートおよび約30頁にわたる放送一覧を収録する。2500回を超える放送記録を掲載する。
求龍堂
1923年創業の美術書出版社。社名はフランス語「CURIEUX」に由来し、芸術的・知的好奇心を追求する理念を持つ。伝統美から現代アートまで幅広い出版活動を行う。
『NHK日曜美術館50年展』図録書籍情報
| 発売 | 2026年4月10日 |
| 定価 | 3,300円(税込) |
| 仕様 | 並製本、A4変型(297×225mm)、312頁 |
| URL | https://tinyurl.com/yypbz44x |

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