NACCにてクラフトライン「く」と気鋭ファッションブランド「CFCL」のコラボ エキシビションが開催
さまざまなアーティストのクロスカルチャーの発信地「NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター」にて、Vol.6エキシビションが2023年5月12日(金)から25日(木)まで開催される。今回の企画では、伝統的な陶芸と現代美術の境界線で独⾃の表現を追求してきたアーティスト桑⽥卓郎が⼿掛けるクラフトライン「く」と、3D コンピューター・ニッティングの技術を駆使した気鋭ファッションブランド「CFCL(シーエフシーエル)」による、クラフト×ファッションプロジェクト「く × CFCL」の限定アイテムが発表される。また、桑⽥キュレーションによる陶芸作家5名(加藤委、川端健太郎、⽥中陽⼦、林友加、村上雄⼀)の作品も展⽰販売する。
く × CFCL
桑⽥卓郎が率いる「く」と、CFCL のコラボレーション。茶器を包む仕覆(しふく)を思わせるミニバッグに⼊ったカップのほか、さまざまな限定アイテムが⽣まれた。
「く」は、⽇本でも有数の陶芸の街である岐⾩県・多治⾒市の⼯房で1点1点制作されているクラフトのコレクション。⽇本の⾼い量産技術を使いながら、⽇々の⽣活の中に取り⼊れて使っていただくための器の魅⼒、新たなデザインの可能性を追求している。
Knit-ware として、ware(製品、器)をコンセプトにするCFCL は、この取り組みに共感するとともに、鮮やかな⾊彩や細やかな質感のある器に、親和性を⾒出した。⽣活のなかの器から結びついた両者のコラボレーションにより、⽇本の産業を世界に対して発信する新しいプロジェクトである。
桑⽥卓郎キュレーション
桑⽥卓郎キュレーションによる、岐⾩県で活動する陶芸作家 5 名によるグループ展⽰・販売も同時開催する。陶芸の歴史や過去の製法にも向き合ったうえで、⾃⾝の作品へと昇華している作家たちであるとともに、桑田が純粋に⽣活するなかで使いたいと感じられる作品が選ばれた。今の時代に⽣きる作家による陶芸という、現代性が⼀つの⼤きなテーマとなっている。
CFCLについて
CFCLは、Clothing For Contemporary Life(現代⽣活のための⾐服)の頭⽂字。3D コンピューター・ニッティングの技術を中核に据え、時代に左右されない⾐服を提供する。同時に、⾐服としての機能性、環境への配慮、最適な国産素材の選択、サプライチェーンの透明性を追求する。これが、CFCLの考える現代⽣活に求められる⾐服の定義である。実験的で先進的な姿勢を携えながら、今の時代を⽣きる⼈々のための製品を提案している。
桑⽥卓郎 プロフィール
桑田卓郎(くわた たくろう)は、1981年広島県⽣まれの陶芸家。京都嵯峨芸術⼤学短期⼤学部、多治⾒市陶磁器意匠研究所を修了し、現在は岐⾩県多治⾒市を拠点にする。茶の湯における“侘び寂び”の新解釈を試み、伝統的な茶碗に⾒られる梅花⽪(かいらぎ)や⽯爆(いしはぜ)といった技法を独⾃の表現として追求してきた。受賞歴は LOEWE Craft Prize の特別賞(2018 年)や⽇本陶磁協会賞(2021 年)など。欧⽶の現代美術ギャラリーに加え、ロンドンのヘイワードギャラリー(2022 年)ほか世界各地の美術館で展覧会を開催。作品はルベル・コレクション、パームスプリングス美術館、⾦沢 21 世紀美術館、ミシガン⼤学美術館、シカゴ美術館などのパブリックコレクションに収蔵されている。
「NACC/⽇本橋アナーキー⽂化センター Vol.6”」開催概要
会期 | 2023年5⽉12⽇ (⾦) 〜 25⽇ (⽊) |
会場 | NACC 日本橋アナーキー文化センター |
商品取扱店舗 | NACC ⽇本橋アナーキー⽂化センター/FCL OMOTESANDO/FCL YAESU/CFCL Online Store |