デザインやアートを通じて学校では教えてくれない未来のことを考える。「未来の学校」が東京ミッドタウンで開催
東京ミッドタウンは、「未来の学校 -OPEN STUDIO- “みらいのピクニック展” わたしたちの新しいコモンズ」を、2021年10月15日(金)から11月3日(水・祝)までの期間に開催する。
「未来の学校」は、東京ミッドタウンとアルスエレクトロニカの協働プロジェクト。アーティストや参加者とともに、未来の社会を考えるさまざまな取り組みを実施している。「未来の学校」は、「デザインやアートを通じて学校では教えてくれない未来のことを考える新しい場」であり、今回開催する「OPEN STUDIO」では、東京ミッドタウンのオープンスペースが、アート作品の登場によっていつもと少し違った場所に変換され、訪れる人々にポジティブな未来社会を形づくるための問いを投げかける。
コンセプトは「みらいのピクニック」
世界的なパンデミックの影響によって大きく変化した私たちの日常では、外出や移動が制限され、オンラインでのコミュニケーションや活動が増える中で、距離を保ちながらも人と緩やかに関わり合える、みんなの場所=コモンズが求められている。東京ミッドタウンの広大なガーデンは、日常的にみんなで共有できる、そうした新しいコモンズの1つと捉えている。一方で、ピクニックは屋外で過ごすことで、日常の行動を新鮮なものに変えてくれる。もっと自然や人とのつながりを作り、この場所を自分のインスピレーショナルな場所にするヒントを見つける。みらいのピクニックとアート作品を通して、新しい日常を見つめ、これからのコモンズについて考えてみてはどうか。
ミッドタウン・ガーデンに登場する3つの作品
Rope -巨大なロープで何をする?-
作家:イーフ・スピンセマイユ(ベルギーのビジュアルアーティスト)
長さ12m、太さ30cmの手作りの巨大なロープが登場。「Rope」は、アーティストと一緒に旅をし、一時的に様々な場所やコミュニティに置かれ、その存在だけでいつもの日常を新しい世界に変える。こうした旅で「Rope」自身が書いた日記も見ることができる。
「Rope」を運びながら東京ミッドタウン各所を探検するワークショップを開催。旅するRopeの視点で東京ミッドタウンを眺めたら、どんな発見があるだろう?Ropeがいることでいつもの場所がどう変わるだろう?未来の学校-ONLINE LABORATORY- にて9/30(木)より無料チケット申し込み案内開始予定。
ワークショップ日程:
- 10月30日(土) 14:00~15:00 / 16:00~17:00
- 11月3日(水・祝) 14:00~15:00 / 16:00~17:00
Air on Air -しゃぼん玉で感じる人の気配-
作家 :筧康明+赤塚大典+藤井樹里+吉川義盛+伊達亘+reckhahn
インターネットを介して「息」を届けるオンライン参加型インスタレーション。体験者はウェブサイトにアクセスし、マイクに向かって息を吹きかけることで、オンラインから東京ミッドタウンにシャボン玉を飛ばすことができる。空へと舞うシャボン玉は撮影・配信され、体験者は画面を通してその様子を一人称視点で眺めることができる。
PICNIQ Sheet-想像力を刺激するピクニック・シート-
作家:TOKYO MIDTOWN + ARS ELECTRONICA
ふしぎな形にデザインされたピクニック・シートがミッドタウン・ガーデンに登場。シートには自由に座ることができる。シートには、もっと五感を使い、自然と調和し、あなたならではのアイデアでこれからのミッドタウン・ガーデンに思いをはせる、そのためのヒント(Question=問い)が書かれている。
東京ミッドタウンとアルスエレクトロニカの様々な取り組みについてのオンラインの情報発信基地「未来の学校 -ONLINE LABORATORY-」が8月26日(木)より本格稼働。これまでの活動レポートに加え、フィジカルな場でのつながりを持ちにくい現在に、オンライントークセッションやインタビュー記事などの情報発信を実施していく。
「未来の学校 -OPEN STUDIO- “みらいのピクニック展” わたしたちの新しいコモンズ」開催概要
期間 | 10月15日(金)~11月3日(水・祝) |
場所 | ミッドタウン・ガーデン 21_21DESIGN SIGHT前芝生エリア |