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H&Mが「グローバル・チェンジ・アワード 2022」を開催。プラネット・ポジティブなファッションの未来を創造するアイデアを募集

H&Mファウンデーションは、ファッション業界の変革を目的とした世界最大のイノベーション・コンペティション、「グローバル・チェンジ・アワード 2022」の募集を、2021年8月25日に開始する。6回目となる今年度のアワードでは、土地、水、海、気候、生物多様性など、地球のグローバル・コモンズ(地球規模にて人類が共有する資産 )に意識を向け、プラネット・ポジティブ(※)なファッション業界に貢献することが可能な初期段階の革新的なアイデアを求める。選出された5組の受賞者へは、H&M ファウンデーションから提供される100万ユーロ(1億2,000万円相当)の助成金が配分される。

※プラネット・ポジティブとは、気候だけでなく、水、海、生物多様性、土壌のすべての地球環境にプラスの影響を与える。adf-web-magazine-h-and-m-global-change-award

グローバル・チェンジ・アワードは、非営利財団であるH&Mファウンデーションが、アクセンチュアとKTH王立工科大学の協力を得て、2015年にスタート。本アワードには開始以来2万件以上の応募があり、過去の受賞者のなかには、ファッション業界における主要な企業や団体などとのコラボレーションを実現しているアーティストもいる。

コロナ禍による一時的な休止を経て開催される今回のアワードでは、ファッション業界を循環型にすることだけにとどまらず、プラネット・ポジティブなファッションの未来を創造するための、グローバル・コモンズの1つ、または複数に対するソリューションとなるアイデアを募集する。本アワードでは、スピード(速さ)、スケール(規模)、インパクト(影響力)を重視しているが、ファッション業界が2030年までに抜本的な変革を成し遂げ、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を達成するために、今、ハードルを上げ、より包括的なアプローチをとっている。

審査員によって選出される5組の受賞者は、100万ユーロ(1億2,000万円相当)の助成金を配分され、さらに1年間のGCAイノベーション促進プログラムに参加することができる。GCAイノベーション促進プログラムは、受賞アイデアのスケールアップを加速させることを目的としてデザインされたプログラムで、受賞者にとっては貴重なコーチングと支援を受けることに加えて、ファッション業界の才気あふれる人々や団体とのネットワーキングの機会ともなる。

応募期間は2021年8月25日から2021年10月20日までで、受賞者の発表は2022年4月を予定している。

H&Mファウンデーションについて

H&Mファウンデーション(H&M Foundation)は、H&Mを創業したオーナーであるステファン・パーション一族が設立した、スウェーデンのストックホルムに本部を置く世界規模の非営利財団。世界中のすべての人の生活を向上させることを目的に、国連の2030年の持続可能な開発目標(SDGs)の達成を早急に進めるために設立され、コラボレーションとイノベーションを活用して、世界で最も緊急な課題に対するソリューションを共同で作成、資金提供、共有している。人類の福祉を守るために、ファッション業界が地球に優しい存在になるようにリードする役割を果たし、インクルーシブ(包括的)な社会のために開発を加速させている。2013年以来、ステファン・パーション一族は15億スウェーデンクローナ(2億米ドル相当)を寄付している。