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隈研吾、佐藤可士和監修による洋光台北団地エリアリニューアル

建築家の隈研吾とクリエイティブディレクターの佐藤可士和による監修のもと、昭和45年に横浜市磯子区洋光台に誕生したUR賃貸住宅「洋光台北団地」において、継続的に団地の価値を上げる取り組みのモデルケースとしてUR都市機構が進めている「団地の未来プロジェクト」。このたび、洋光台北団地エリアの新たな拠点として、「団地の集会所 OPEN RING」や集会所に隣接する屋外広場・住棟ファサードの大規模リニューアルが行われた。ウェブページでは、完成披露ムービーを公開。

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屋外広場・住棟ファサード

団地の集会所 OPEN RING

これまでの集会所が、サンクンガーデン(階段で囲まれた広場)やその奥に新たに誕生した芝生広場と一体となった「団地の集会所 OPEN RING」として団地・地域の方に親しみやすい場所として生まれ変わった。当集会所は、建築アイデアコンペの最優秀案(当選者:NAAW長野憲太郎、王翠君)をベースに、隈研吾(プロジェクトのディレクターアーキテクト)、佐藤可士和(プロジェクトディレクター)のディレクションにより具現化された。

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団地の集会所 OPEN RING

屋外広場・住棟ファサード

集会所に隣接する屋外広場と住棟ファサードのトータルリニューアルを実施。広場の柵や段差をなくし、芝生を敷くことにより、高度成長期時代の「団地」のイメージを刷新して、誰もが使いやすいオープンで気持ちの良い屋外空間に生まれ変わった。また、白く再塗装された住棟ファサードには、暖かな木目のデザインが施され、広場に設置されたロゴマークのパーツをかたどった木製の家具を配置する等により緑と調和するアクセントとなっている。これは、佐藤可士和初の試みとなる団地全体のデザイン監修の一環として実施したもの。

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今後の展開

洋光台北団地1-11号棟は新築棟に建替えを実施しており、2021年1月下旬より入居者募集を開始する予定。この住棟には、団地居住者が利用できるコミュニティラウンジが併設される予定。

佐藤可士和展開催

2021年2月3日から2021年5月10日に国立新美術館にて本プロジェクトのプロジェクトディレクター佐藤可士和の展覧会「佐藤可士和展」が開催。本プロジェクトに関しての展示も予定されている。