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光と記憶が降り積もる、鏡面に咲く花

ニューヨークを拠点に活躍する現代アーティストのニール・ホッドによる個展「Flowers of Memory」が、KOTARO NUKAGA(天王洲)で2026年7月4日(土)から8月8日(土)まで開催される。油彩とクロームを組み合わせて作り上げた銀色の鏡面のなかに、花々の浮かぶ水辺が立ち上がる〈100 Years Is Not Enough〉シリーズが紹介される。

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Nir Hod《100 Years Is Not Enough》2026

ホッドの絵画は、クロームが生む銀色の鏡面によって、鑑賞者の姿や気配を画面へと招き入れる。〈100 Years Is Not Enough〉は、自然の観察から描かれた風景というよりも、パンデミック期に作家が自然のなかで過ごした時間を背景に生まれた、「生きていることの美しさを受けとめるには百年では足りない」という感覚に着想している。

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Art Basel Hong Kong 2025 展示風景

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Nir Hod《100 Years Is Not Enough》2026

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Nir Hod《100 Years Is Not Enough》2026

本シリーズはキャンバスに伝統的な油彩技法で下層を描いたうえで、クロームを重ね、さらに酸やアンモニアなどの化学反応を介して表面を変質させていく工程を重ねて制作されている。高圧のエアガンで塗布されたクローム顔料は鏡のような反射面に変化するが、その層をはがしたり、傷付け、その下にある層を露出させるプロセスが制作の核となっている。そのプロセスや偶然のバランスにより作品が生まれる。

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House of Dior New York (Photo: Courtesy of Dior)

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Nir Hod《100 Years Is Not Enough》2026(House of Dior 心斎橋 展示作品)

ニール・ホッド(Nir Hod)

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1970年 テルアビブ(イスラエル)生まれ。現在はニューヨークを拠点に活動。

ベツァルエル美術デザイン学院在学中に、ニューヨークのクーパー・ユニオン美術学部に留学。 ホッドは彫刻、映像、キャンバスといったさまざまなメディウムを横断し、美しさ、コントラスト、セクシュアリティ、退廃、失われゆく純粋さといった概念の内側や周縁を自由に動きまわる。彼の作品の中心には、人々の中に存在する生々しいアンビバレンスについての物語がある。道楽が罪とされることに疑問を呈し、代わりに好奇心を提案し、別の可能性や、人生よりも大いなるものについて考える時、現実はより美しいものになるのだと、ホッドの作品は伝えている。

2005年、テルアビブ美術館(イスラエル)で個展を開催し、以降もユダヤ人博物館(ニューヨーク)、サラヒルデン美術館(フィンランド)、カスミン(ニューヨーク)、コーン・ギャラリー(ロサンゼルス)など多くの美術館やギャラリーで作品が展示された。

ニール・ホッド個展「Flowers of Memory」開催概要

会期2026年7月4日(土)~8月8日(土)
時間11:30~18:00 ※日月休廊
会場KOTARO NUKAGA(天王洲) 
URLhttps://tinyurl.com/nkebncxu