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WHAT MUSEUM「建築家・三分一博志 講演会」-開催中の「建築模型展 -文化と思考の変遷-」関連イベント

寺田倉庫が運営する現代アートのコレクターズミュージアム「WHAT MUSUEM」にて、瀬戸内を拠点に活躍する建築家・三分一博志による講演会が、2022年10月15日(土)15:00より開催される。本イベントは、現在開催中の「建築模型展 -文化と思考の変遷-」の関連イベントとして企画された。adf-web-magazine-what-museum-sanbuichi-hiroshi-1

現在WHAT MUSEUMでは、時代や作り手の思考とともにあり方を変えてきた建築模型に着目し、古代から現代における歴史的な文脈の中で、建築模型がどのような役割を果たしてきたのかを考察し、その意義に迫る展覧会「建築模型展-文化と思考の変遷-」を開催中。古墳時代の家形埴輪や江戸時代に制作された延岡城木図といった歴史ある模型をはじめ、現代建築家・磯崎新による「東京都新都庁舎計画」のアンビルト(建てられていない建築)模型など20点以上の作品を展示している。

本展覧会に出展されている三分一博志による「直島ホール」の風洞実験模型やそのプロセス資料は、地理的特徴だけでなく、地域に根付く文化や人を丹念にリサーチし、変化する自然現象と向き合い、時間をかけて丁寧に建築を生み出していく同氏の建築思考を表している。

今回企画された講演会では、⻑年一貫して「地球のディテールを追求する」という視点で真摯に建築と向き合ってきた三分一の建築思考を、「直島ホール」をはじめ、同氏の故郷でもある瀬戸内を舞台とした作品の紹介とともに話してもらう。

三分一博志(さんぶいち ひろし)について

建築家。故郷である瀬戸内を中心に建築が地球の一部となることをテーマに建築に取り組む。「犬島精錬所美術館」で日本建築大賞・日本建築学会賞作品賞を受賞。「直島ホール」で日本建築学会賞作品賞・村野藤吾賞を受賞。その他主な作品に「宮島弥山展望台」、「おりづるタワー」、システアナ美術館「The Water展」(デンマーク)など。

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Photo by Takehiro Goto

「建築模型展 -文化と思考の変遷-」について

古墳時代の家形埴輪や、江戸時代の茶室起こし絵図など、時代ごとの貴重な「建築模型なるもの」をはじめ、現代で活躍する隈研吾+篠原聡子の住宅デビュー作品「伊豆の風呂小屋」の再現模型、SANAA妹島和世+西沢立衛による「Rolex learning Center, EPFL」、藤森照信による1本の丸太から制作された模型「ワニ」など20点以上の貴重な模型を、模型の変遷を記した年表とともに展示。時代や作り手の思考によって役割や意味合いを変化させ続けてきた模型を総覧できる展覧会となっている。

開催期間:2022年8月6日~10月16日

出展建築家:相田武文、秋吉浩気|VUILD、磯崎新、オンデザインパートナーズ、川口衞、隈研吾+篠原聡子、SANAA 妹島和世+西沢立衛、三分一博志、瀧澤眞弓、noiz、藤森照信、山田紗子、山本理顕、等

「建築家・三分一博志 講演会」開催概要

日時2022年10月15日(土)15:00〜17:00(予定)
登壇者三分一博志(建築家)
参加費無料 ※事前申込・ミュージアムへの入館料(一律1,200円)が別途必要
定員200名(事前申込制・先着順)
会場WHAT MUSEUM
公式サイトhttps://bit.ly/3dq1hQV