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岡山市 最上稲荷山妙教寺にてOHGUSHI作「雲龍図」が公開

水墨アーティストOHGUSHIが八大龍王尊を描いた襖絵「雲龍図」が、第102回ニューヨーク ADC賞 (ADC 102nd Annual Awards)にて水墨画の技法を継承しつつ、日本の古典的な様式美を更新した斬新な作品として国際的評価を得て、シルバーとブロンズを受賞した。本作は岡山市の最上稲荷山妙教寺にて2023年6月29日から7月20日まで特別公開される。adf-web-magazine-unryu-zu-ohgushi-adc-awards-1

ADC 102nd Annual Awards

1921年に広告美術団体「アート・ディレクターズ・クラブ(ADC)」によって設立された、世界で最も歴史あるデザインの国際賞。

OHGUSHI作 八大龍王尊「雲龍図」襖

  • 墨画淡彩、襖8面、全長:横9.87m × 縦1.83m
  • 制作期間:約6年(構想、ラフ制作:2016 ~ 2019年、筆入れ期間:2020年2月から2021年10月まで)
  • 襖絵は一年に一期間、八大龍王夏季大祭にあわせ、最上稲荷山妙教寺にて永続的に公開予定

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adf-web-magazine-unryu-zu-ohgushi-adc-awards-12adf-web-magazine-unryu-zu-ohgushi-adc-awards-10作品解説

1200年もの間、地域の人々に愛され続けている岡山市にある”最上稲荷山妙教寺”。ここで古来より祀られる、水を司る “八大龍王尊”を水墨アーティストOHGUSHIが描き上げた。本作は日本の伝統的な書道具を使用し、約10mに渡り緻密な描写を重ねて描かれている。一方の背景の雲や嵐は自然現象として表現すべく、墨を流動的に滲ませる技法が使われ、具象と抽象が共存した、雄々しく躍動する作品が完成した。水を司る神の姿を、人々に恵みを与える「清らかな水」そのもので表現したいと考え、日本の古典的な様式美を踏襲せず、類例のない新たな様式美へと更新。作品右側の嵐は現在の困難な社会情勢(コロナや世界の紛争)を表現し、一方で、作品左側の空白は光を表し、「全人類が明るい未来へ向かうように」という作者の願いを込めている。

OHGUSHI

墨絵、水彩アーティスト。水墨画スタイルの美人画、花や自然美を描く独自の水彩画二つの技法を柱とし、 グローバルブランドの広告を数多く手がける。主な仕事に、サントリー「Roku」「碧Ao」、資生堂 "TSUBAKI"、マックカフェ、伊勢丹、adidas、EMILIO PUCCI、CLINIQUE、Vogue Japan など。adf-web-magazine-unryu-zu-ohgushi-adc-awards-6

2023年 八大龍王尊「雲龍図」特別公開

期間2023年6月29日(木)から7月20日(木)まで
時間10:00 ~ 15:00
会場最上稲荷山妙教寺 大客殿
入場無料