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デジタルツインイベント 地域資源の再編集などに挑戦

体験価値の創造を通じて、企業・団体のコミュニケーションをデザインする博展は、イベントの未来をつくりだすことを目的に”イベント”の価値を再定義化し、次のトレンドをつくりだすためのクリエイティブチーム「Experiential Design Lab.(EXD-Lab.)」を新たに立ち上げた。また、本プロジェクトに参画する共創パートナーも募集している。adf-web-magazine-experiential-design-lab-1

「EXD-Lab.」を立ち上げ

イベントには、偶然をきっかけに予想外のものを見つけ、幸運をつかみ取る力 “セレンディピティ”を生み出す力がある。「イベントの未来をつくりだす」こと、それは新しい出会いの体験をデザインすることに繋がる。そしてデジタルツイン、メタバースという新しい世界が広がり始め、体験への価値観も変化する今、ルーツであるイベントの未来を真剣に考え、また新たな挑戦をしていく必要があると考えた。プロジェクトを通じて様々な新しい出会い方の実験を行い、その知見を集積し発信していくための組織として「EXD-Lab.」を立ち上げた。

イベントの未来をつくりだすための4つのアクション​​adf-web-magazine-experiential-design-lab-2

Action-1:Digital Twin Event(リアル価値の再編集)

「新時代に適応するリアルのアップデート」:フィジカルとバーチャルが融合する”デジタルツイン化”が進む社会に向けて、多くのデジタル領域のプレイヤーがこの新しい機会に参画する中、強みである”リアル”側の視点から新たな体験価値を創造していく。またバスキュールと、新たな空間体験を模索する共創チーム組成の検討を始める。フィジカルとバーチャルが溶けあい、リアルタイムに連携しあう「ダイナミックデジタルツイン」といえるような空間のプロトタイピングを通じて、さまざまな領域の企業との共創プロジェクトを実現していきたいと考えている。

Action-2:Event Transfer System(仮設性の再編集)

「仮設性」のあるインスタントで持続可能な空間づくり:人口減少、少子高齢化により遊休地が増加し、それに伴う賑わいの低下が日本社会全体で問題になっている。それら遊休地は様々な活用の仕方が求められているが、本プロジェクトではその場の新たな可能性を探るため、イベントの知見を生かしながら「仮設性」を重視し、インスタントで持続可能な空間づくりの開発を目指す。

Action-3:歩考学会(地域資源の再編集)

「地域の価値を再編集し、街を巡る新たな体験を生み出す」:デジタル化、情報化が社会全体で加速する中、あえて「ただ、街を観察して歩く」プロジェクト。街を注意深く観察すると、街の本質的な特徴や課題、そこに潜む知られざるコミュニティなど、マクロな情報では見えなかったミクロな情報が見えてくる。街を歩きながら考え、今まで気付かなかった街への視点を生み出し、街の価値を再編集する。それらの視点や知見に基づき、”街を巡る体験づくり”を行い、地方創生、地域活性化など、社会貢献に繋がるプロジェクトに取り組んでいく。

Action-4:100 Prototypes (実験の再編集)

「100以上の実験から見える、体験の裏側」:イベントを通じて、照明が演出する斬新な空間や、マテリアルが魅せる多彩な変化、テクノロジーが与える新たな驚きなどを生み出し、様々な体験をつくってきた。それらはリアルな実験なくして成り立たない。100 Prototypesでは、体験がつくられる裏側で生み出された100以上のプロトタイプをアーカイブ化し、社内外へ発信する。