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大屋根リングの設計および会場デザインプロデュースを高く評価

この1年間にデザインの全分野において傑出した成果に贈られる「2025毎日デザイン賞」(毎日新聞社主催)の選考委員会が開催され、建築家・藤本壮介の「創造のための場づくり」が受賞した。2025年大阪・関西万博(25年4月13日~10月13日)の大屋根リングの設計および会場デザインプロデュースが高く評価された。

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(c) Jan Buus

大屋根リングは、多様な世界がひとつの輪の中で共存できることを直感的に伝え、万博での体験価値を大きく高め、その成功の象徴として忘れがたい印象を人々に刻んだ。日本の伝統的な木造建築の工法と現代の最先端の技術を組み合わせることで、世界最大の木造建築を実現し、会場全体計画と密接に結びついて日差しや風雨から守られた主動線として機能するだけでなく、人々が滞留したり周辺の景色を展望したりするための場にもなった。選考委員会では、デザインの力を世に示したなど高く評価された。

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大屋根リング=正円の形は「多様でありながら、ひとつ」という会場デザインの理念を視覚的に体現。 (c) IWAN BAAN

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伝統的な貫接合に、現代の工法を加えて建築することで、耐力と剛性を高めている。(c)IWAN BAAN

選考委員は齋藤精一(パノラマティクス主宰)/柴田文江(プロダクトデザイナー)/須藤玲子(テキスタイルデザイナー)/永井一史(アートディレクター)/保坂健二朗(滋賀県立美術館ディレクター(館長))。

藤本壮介

1971年北海道生まれ。東京大学工学部建築学科を卒業後、2000年に藤本壮介建築設計事務所を設立。14年フランス・モンペリエ国際設計競技最優秀賞。25年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場デザインプロデューサー。26年第67回毎日芸術賞(建築部門)受賞。主な作品に、ハンガリー音楽の家(21年、ブダペスト)、マルホンまきあーとテラス 石巻市複合文化施設(21年、宮城)、ラルブル・ブラン(19年、フランス・モンペリエ)、サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン2013(13年、ロンドン)、House NA(11年、東京)、House N(08年、大分)など。

毎日デザイン賞

グラフィックやインテリア、クラフト、ファッション、建築など、あらゆるデザイン活動で、年間を通じて優れた作品を制作、発表し、デザイン界に大きく寄与した個人、グループ、団体を顕彰する賞(主催・毎日新聞社)。1955年に毎日産業デザイン賞として創設され、デザインの多様化を背景に76年に毎日デザイン賞と名称を変更した後も日本のデザインの活性化とともに歩み続け、国際的、文化的な賞として高い評価を受けている。