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中国新世代の振付家と横浜中華街に共存する多様なアイデンティティとの遭遇

中国新世代振付家によるコンテンポラリーダンスが、KAAT神奈川芸術劇場にて、12月10日(土)と12月11日(日)に世界初演となる。中国の少数民族の舞踊を研究し、「Minorities / 少数民族」(2017)、「Delta / 珠三角」「Destination / 目的地」(2019)などで現代中国の社会的文脈におけるアイデンティティの問題を扱ってきたヤン・ジェン(楊朕 / 中国)。それらの作品を海外ツアーする中で、各地の中華街における華僑・華人の多様なアイデンティティのあり方に関心を持つようになる。adf-web-magazine-ypam-contemporary-dance

「ジャスミンタウン」は、ヤン・ジェンが提案する「チャイナタウン」の別名であり、世界各地の中華街の住民とのコラボレーションでダンス作品を作るプロジェクトのタイトルである。その第一作である本作は、東アジア最大の中華街と言われる横浜中華街で、陳天璽(早稲田大学国際教養学部教授 / 無国籍ネットワーク代表理事)をリサーチアドバイザー / パフォーマーに迎え、個性的な住民と作り上げYPAM2022で世界初演する。

「ジャスミンタウン」ヤン・ジェン(楊朕)

  • コンセプト・振付:ヤン・ジェン
  • ドラマトゥルギー:李怡純子
  • リサーチアドバイザー:陳天璽
  • パフォーマー(2022年11月現在):王謙誠、近江師門、川島かほり、区愛美、区愛玲、鍾牧虬、鍾羽緹、陳珺、陳天璽、永田琥珀、馬双喜、溝口璃温、李世福、劉丹、盧建聰
  • ゲストダンサー:三木珠瑛、村上生馬、リアント、李怡純子、李真由子

ヤン・ジェン(杨朕)

1990年代以降のいわゆる「中国新生代」の振付家 / パフォーマンス作家。社会的文脈における個人と集団の存在形態と美学的関係性を考察、提示している。2014年に中央民族大学舞踊学院を卒業、「革命遊戯三部作」と題した一連の作品に取り組み、「少数民族」(2017)や「Delta」「Destination」(2019)は国際的にツアーしている。2022年11月に上海で最新作「Hommage」を発表。

陳天璽

早稲田大学国際教養学部教授、無国籍ネットワーク代表理事。横浜中華街生まれ。国際関係に翻弄され生後間もなく無国籍となり、30年程無国籍者として生活。その経験から国籍、アイデンティティに注目し、華僑華人、世界のチャイナタウン、移民、難民、無国籍者についての研究や活動に従事。著書に『無国籍』『華人ディアスポラ』『無国籍と複数国籍:あなたは「ナニジン」ですか?』『にじいろのペンダント』などがある。

「ジャスミンタウン」開催概要

会場KAAT神奈川芸術劇場<ホール>(神奈川県横浜市中区山下町28)
日時12月10日(土)18:30開演 / 12月11日(日)17:00開演
料金一般 3,500円 / YPAM参加登録者 1,500円

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