伝統工芸が抱える問題解決への一助となることを目指す
ビームスが日本の魅力を発信するBEAMS JAPAN(ビームスジャパン)は、香川県と協力し、「香川漆器」をはじめとしたさまざまな香川の伝統的工芸品や地場産品の魅力を発信するイベント「KAGAWA JAPAN, BEAMS JAPAN ~ビームス ジャパンが伝える香川の工芸~」を、2022 年12月1日(木)から2023年1月9日(月・祝)まで東京・新宿の店舗「ビームス ジャパン(新宿)」とビームス公式オンラインショップで展開する。
ビームス ジャパンが改めて見つめ直した「香川の伝統工芸の良さ」をピックアップ
BEAMS JAPANは香川県内の伝統工芸の販路拡大や魅力を発信するために香川県との取り組みを続け、2022年度で4年目となる。2019年度から2021年度にわたり、ビームス ジャパンがセレクトした伝統的工芸品を中心とした地域産品など、首都圏を軸に香川県の魅力を発信。2021年度にはビームス ジャパンがパイプ役となり、香川県内の事業者同士が連携した協業商品誕生のサポートも行う。2022年度は、改めてビームス ジャパンが香川県の伝統工芸を見つめ直し、「ビームス ジャパンが伝える香川の工芸」をコンセプトに、香川県が誇る「香川漆器」など香川県内21事業者の商品を取り扱う。「香川漆器」の伝統技法や奥深さを伝えられる様々なバリエーションを用意し、香川漆器をビームス ジャパン目線でセレクト、より日常のあらゆる場面で使いやすくなるよう新しい魅力を提案する。
さらに「讃岐のり染」の技法を用いた巾着やハンカチ、日本最大のうちわ産地である香川県丸亀市の「丸亀うちわ」。また、国産手袋の一大産地である香川県東かがわ市の手袋メーカーが手掛ける「靴下」や、同市内で革製品を手掛けるメーカーの「レザーグッズ」など、香川県の魅力が詰まった商品を販売する。
香川県
四国の北東部に位置する日本で一番小さな県。「世界の宝石」と称えられる瀬戸内海に面し、おむすび型の山々や多くのため池が点在する、心安らぐ田園風景が広がり、県花・県木のオリーブや県魚のハマチ、名物の讃岐うどんなど、穏やかな気候風土に育まれた優れた産品がたくさんある。また、香川県にはイサム・ノグチや猪熊弦一郎などの名を冠した美術館や、丹下健三や安藤忠雄の建築物、世界的彫刻家の流政之の手によるパブリックアートなどが点在し、「アート県」とも呼ばれている。瀬戸内の島々を舞台に3年ごとに開催されている「瀬戸内国際芸術祭」は国内外から高い評価を得ている。デザイン性と実用性を兼ね備えた工芸品・地場産品を数多く生み出しており、うちわや手袋は全国生産量の大半を占めている。
BEAMS JAPAN
BEAMSが日本の良さや面白さを世界へ発信するプロジェクトとして2016年にスタート。新宿、渋谷、京都のBEAMS JAPAN 3店舗を拠点に、日本の技術が光るプロダクト、伝統に裏付けされた各地の名品、モダンカルチャーやアートに加え、こだわりの日本ブランドやオリジナルウェアなどファッションアイテムも集積し、日本のモノやコトの魅力を国内外に発信している。これまでに兵庫県神戸市、大分県別府市、愛知県名古屋市、福島県などの地方自治体や、異業種との企業ともコラボレーションを行い、店舗イベントに加えて商品開発やガイドブックの発行など、数多くのプロジェクトに取り組んでいる