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ランタンアートや路上テラスも同時開催

東京・上野、不忍池のほとりで光のアート「デジタル掛け軸」と音楽ライブを掛け合わせた「Peace of Light」が2022年5月27日夜に開催される。ウクライナ問題など緊張に包まれる世の中を案じて平和を祈り、コロナ禍からの復興・鎮魂・癒しといった様々な想いを表現しようと上野の商店主たちと東京大学大学院都市デザイン研究室の学生らが産学連携で企画。

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不忍池のシンボルである水上音楽堂で圧倒的な音と光の共演を楽しめる。地元小学生やウクライナやミャンマーなどの難民の招待も予定されている。本企画は地域活性化イベント「仲町まつり」の一環となっており、サブ会場の仲町通りでは不忍池にいちばん近い町として商店街を盛り上げようと、オープンエアでさまざまな飲食を楽しめる路上テラス「Peace of Beer」も同時開催される。

「仲町まつり」を2会場で同時開催

上野の新名物「仲町まつり」を今回は2会場で楽しめる。メイン会場は水上音楽堂(上野恩賜公園野外ステージ)で開催される「Peace of Light」。サブ会場は水上音楽堂すぐの仲町通りと吹貫横丁で開催される路上テラス「Peace of Beer」。さらに両会場をつなぐように設置されるのが「ランタンアート」。地元の商店主、地元の子どもたちによってウクライナや世界の平和と未来への希望と願いを込めて描かれ制作された100個のランタンの光で池と町がつながる一夜となる。

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「Peace of Light」は有観客で定員は600名。世界的なデジタルアーティスト・長谷川章による平和への祈りや願いをイメージした「デジタル掛け軸」が上映される中、光のアート体験と音楽ライブが行われる。「デジタル掛け軸」はパルテノン神殿をはじめ、アメリカ、ブルガリア、中国など国内外で上映され、国際的な評価を受けてきたデジタルアート。床の間の掛け軸からインスピレーションを得て発明されたもので、100万枚の描かれた絵の組み合わせは一度として同じ映像はなく、同じ色彩はない、「一期一会」のアート。心臓の鼓動と同じ速さでうつろう光のシンフォニーは見る人に様々な想いを引き出す。光の移ろいを見ているだけで夢心地となり、自然と心が癒される。水上音楽堂の内部360度を光のアートが包み込み、会場自体がさながら万華鏡のようになる。

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音楽ライブでは、国境や音楽のジャンルを飛び越えたサウンドが奏でられる。オノ・ヨーコの「Plastic Ono Band」のメンバーで世界的に活躍するギタリスト清水ひろたかとチェロのデュオのほか、上野にも縁が深く史上最年少で日本一になった津軽三味線の山下靖喬や薩摩琵琶奏者の友吉鶴心などによる演奏も披露される。

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サブ会場「Peace of Beer」の路上テラス席は18時オープン。地元飲食店の販売ブースが設けられる。目玉は地元クラフトビール「不忍エールエール」で仲町通りにある地元醸造所「シノバズブルワリーひつじあいす」が自家醸造したもの。

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東京大学大学院都市デザイン研究室の学生が昨年から近隣ビルの屋上を借りて実験的に栽培・収穫した、地元産ホップを入れて造られた特別なビールとなっている。