街の景観向上を目的に実施するプロジェクト
イタリア・ローマを代表するラグジュアリーブランドFENDIは「原宿表参道欅会」と共に 「TSUNAGU – 表参道 ストリート アート プロジェクト –」を2022年4月29日(金・祝)に発足した。街の景観向上を目的に実施する本プロジェクトは、アートを通じてポジティブなメッセージとエネルギーを多様な人々が行き交う原宿表参道の街に届けたいという思いから生まれた。
キャンバスとなるのは40年以上にわたり表参道を見守り続け、アイコニックな建築がランドマークとして人々に親しまれた「オリエンタルバザー」跡地。ビルの改修工事に伴い設置された巨大な仮囲いに、3名の若手アーティストが「希望」というテーマのもと「ダイバーシティ」や「再生」という共通の願いを込めそれぞれが表現したアートを順次掲出する。2022年4月29日に公開された第1弾のアートを描くのはNBA公認のイラストアーティストとして世界中から注目を集める日本の若手アーティスト、田村大(Dai Tamura)。ダイナミック、かつ力強い構図で地球上に存在する絶滅危惧種の動植物を生き生きと表現する一方、「希望」の花言葉をもつ花々を繊細なタッチにより全て手作業で描く。地球という奇跡に許された「ダイバーシティ」の美とそれを未来へと繋ぐ「希望」の姿として表現。
フェンディは1925年の創業以来、クリエイティビティとアートの支援を継続的に行ってきた。永遠の都ローマで創業し、今なおローマに本拠を置くラグジュアリーブランドフェンディは無限のクリエイティビティ卓越性、クオリティ、手仕事への熱意といった重要な価値観を田村大と共有している。
原宿表参道欅会について
1972年4月表参道と神宮前交差点両側の明治通り沿いを区域とする「原宿シャンゼリゼ会」として設立し1985年8月に商店街振興組合として法人化した商店会。1999年9月には原宿の発祥の地に位置すること、歴史的に明治神宮の表参道であること、そして地域のシンボルである欅(けやき)の名を取り「原宿表参道欅会」と名称を変更した。商店街では地域の生活環境の向上と商業の健全なる発展を目指し各種まちづくり事業に取り組んでいる。
田村大
1983年、東京・八王子市生まれ。イラストレーター / アーティスト。2017年までの7年間、似顔絵制作会社に勤務し、累計3万人の似顔絵を制作。2018年より独立し、イラストを通じて企業のマーケティングを支援するDT合同会社を立ち上げ、代表に就任するとともに、2019年からはアーティストとして本格的に活動の場を拡大。アートの分野では、京都で100年の歴史を持つ画廊、松本松栄堂の展示会への出展など新たな挑戦を続けながら着実に実績を積んでいる。