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建築家の哲学に触れることができる滞在体験

建築家・原広司がかつて義父母の住まいとして設計した「北川邸」が、豪雪地域である新潟県上越市高田の地域性を汲み取った原の設計思想に触れながら宿泊できる一棟貸民泊施設「浮遊のいえ」として2025年2月1日(土)にオープンする。伝統的な雁木町家の保存・利活用を行うまちづくり団体、一般社団法人雁木のまち再生が運営する。

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旧北川邸とは

旧北川邸は、原の義父である良寛研究者・北川省一とその家族の住宅として、原広司+アトリエ・ファイによってデザインされた。1986年1月竣工。高田の風土に合わせてデザインされており、設計意図は下記に引用する通りに説明されている。

多雪地として知られる高田の住居で、風土に合わせた標準的な住居形式の提案を意図した。(中略)道路側には、伝統的ながん木が付加できるように準備してある(中略)。平面系は、伝統的な町家のヴァリエーションである。そのほか長い冬の日々の生活に合わせて設計し、伝統的な町屋の暗さとは逆に明るい空間となっている。雪の光に対応して、また雪の吸音力に合わせて、住居内が固有の空間状態になるように、壁面、天井、開口部周り、ガラス面に不定形の装飾を配してある。

(建築文化、Vol.41、No.478)

一般社団法人雁木のまち再生は、文化的な資産である旧北川邸を経済的にサステナブルな形で次世代に継承していくべく、宿泊施設「浮遊のいえ」として事業化し、来る修繕・改修に備えていくという。浮遊のいえでは、高田の地域性を空間デザインへと昇華させた原の哲学のままに地域の資源に触れ肌で感じる宿泊体験ができる。

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「浮遊のいえ」概要

所在地新潟県上越市大手町6-11
URLhttps://tinyurl.com/5n97z3d3