創造を支える担い手のための連続講座 芸術文化と社会の未来を探る8年目のプログラム
東京芸術文化相談サポートセンター「アートノト」による「キャパシティビルディング講座2025」が、2025年7月25日(金)17:00まで受講生を募集している。本講座は芸術文化と社会の関係性を広く捉え、担い手たちが直面する課題の解決、新たな価値創造、目標の実現に必要なスキルと思考力を多面的に育成する連続プログラムである。
本年度は計7回の講義に加え、中間ディスカッション、個別相談、最終発表会を含む実践的な内容で構成。非公開・少人数制のインテンシブな環境で、受講生と講師、ファシリテーター / アドバイザーが共に学び、互いに刺激を与え合う場を提供する。募集対象は、芸術文化領域において5年以上の実務経験を持つ従事者(分野不問)で、募集人数は約16名。講座は8月22日から2026年2月6日まで開催される。
プログラム概要
第1回 2025年8月22日(金)
- 共感を呼び支援を得るためのヴィジョン構築と非営利組織経営
- 講師:広石拓司(エンパブリック代表)
第2回 2025年9月10日(水)
- ヴィジョン・パーパスの実装・定着
- 講師:石井裕太(PRコンサルタント)、石井健介(ブラインド・コミュニケーター)
第3回 2025年9月24日(水)
- 意義を伝える評価軸の構築
- 講師:源由理子(明治大学 教授)
第4回 2025年10月22日(水)
- 関係者参加型評価による改善手法
- 講師:源由理子
中間ディスカッション 2025年11月19日(水)
- ファシリテーター:小川智紀/若林朋子
第5回 2025年12月15日(月)
- 表現の本質と伝達のかたち
- 講師:上田假奈代(詩人)
第6回 2026年1月7日(水)
- 「文化的な権利」から考える芸術と社会の相関
- 講師:中村美帆(青山学院大学 准教授)
個別相談 2026年1月22日(木)
最終発表会 2026年2月6日(金)
講師・ファシリテータープロフィール
- 小川智紀(STスポット横浜理事長):芸術文化と教育現場をつなぐ活動に従事。各種NPOや行政との連携も展開。
- 若林朋子(立教大学大学院 特任教授):文化政策・アートマネジメントの専門家。企業メセナや公共文化支援に携わる。
- 広石拓司(エンパブリック代表):社会課題解決型プロジェクトの立案・支援に多数関与。著作・講義も多数。
- 石井裕太(PRコンサルタント):企業・行政の広報支援に従事。まちづくりやビジョン形成支援も行う。
- 石井健介(ブラインド・コミュニケーター):視覚障害をきっかけに社会との新たな接点を創出。著書・講演活動多数。
- 源由理子(明治大学 教授):評価論・社会開発が専門。芸術文化分野における参加型評価の研究に注力。
- 上田假奈代(詩人):詩と地域活動を結びつける実践を展開。「釜ヶ崎芸術大学」などを主宰。
- 中村美帆(青山学院大学 准教授):文化政策・文化的権利に関する研究を行う。著書『文化的に生きる権利』など。
応募方法
応募資格や提出方法の詳細は、公式事業ページより確認が可能
アートノト
「アートノト」は東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が運営する、芸術文化従事者のための総合支援プラットフォーム。オンライン相談、情報提供、学びの機会を通じて、アーティストや団体の持続可能な活動を支える。

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