衛星データを使ったアートや惑星探査のためのバッテリー開発など
NASA主導のもと、各国の宇宙機関が協力する世界最大級のワークショップイベントが2022年10月1日から10月2日まで、愛知県豊橋市で開催される。オンライン開催のため全国どこからでも参加可能で、身近になりつつある宇宙の世界へ足を踏み入れるチャンスとなるイベント。ワークショップイベント「NASA Space Apps Challenge」は、NASA(米国航空宇宙局)などが公開している宇宙や地球環境、衛星関連のデータを使ったハッカソン。
2012年から毎年、世界のさまざまな都市で行われており、150以上の国と地域の人たちがNASAのオープンデータを使用して、地球や宇宙で我々が直面する課題に対する解決策の構築に取り組んできた。今年は愛知県豊橋市をはじめ、和歌山県串本町や群馬県前橋市、宮城県丸森町、北海道札幌市、山口県山口市の全国6会場で行われる。豊橋市は、「NASA Space Apps Challenge Toyohashi」として、第3セクターの株式会社サイエンス・クリエイトが主催。参加費は無料で、宇宙やものづくり、ハッカソン、プログラミングなどに興味がある人なら誰でも参加することができる。今年はNASAから自由課題のほか、「最強の宇宙生物を作ろう」「AIは科学の遺産を守れるのか」「金星を探検するバッテリーを作ろう」「最新の望遠鏡の能力を周知するゲームを作ろう」「月の地震マップを作ろう」など20以上のテーマが用意されている。当日は、参加者同士でチームを組み、オンラインを活用しながらソフトウェアを含めた「モノ」を作り、最後は成果発表を各チームで行う。プログラミングができない、宇宙の知識がないといった人でも、例えば発表資料を作ったり、データを収集したりして、参加者それぞれができることを持ち寄り、テーマに向き合っていくのがこのイベントの醍醐味となっている。
「NASA Space Apps Challenge」イベント概要
日時 |
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定員 | 30名(先着順) |
参加費 | 無料 |
申込み |