JR東日本 東京感動線が「Tokyo Urban Farming」に参画
JR東日本 東京感動線は、博報堂が主宰する研究機関「UNIVERSITY of CREATIVITY(ユニバーシティ・オブ・クリエイティビティ)」による生活文化創造オープンプラットフォーム「Tokyo Urban Farming」に参画する。JR東日本の山手線駅において、小規模農園・コンポストステーションの設置や、工事ヤードにおける廃棄される土を使って植物を育てるなどの取組を行っていく。
「Tokyo Urban Farming」は、脱炭素時代に都市の遊休地やビルの屋上・家庭菜園などを活用して農的な活動を行うアーバンファーミングという新たな生活文化の創造を目指し、企業・団体・市民が協働してさまざまな取り組みや情報発信を行うプラットフォーム。山手線を起点にして、まちや人が有機的につながる心豊かな都市生活空間を創造する「東京感動線」では、今回「Tokyo Urban Farming」に参画することで、「東京の豊かな緑」を創出していくきっかけをつくり、コンセプトフレーズである「東京の、ちょっとだけ未来の景色。」の実現を目指す。
Tokyo Urban Farmingについて
2020年9月15日に実施したUNIVERSITY of CREATIVITY開港記念セッション「妄想"TOKYO 2030" #3 都市に森をつくるーアーバンファーミングの可能性」の対話の中から構想が生まれたプロジェクト。アーバンファーミングは、都市における農を通じた持続可能な生活文化として、またコミュニティ形成や防災の拠点という観点からも近年世界的に注目が集まっている。都市部に畑を増やすことで緑化を推進し、環境面での効果が見込めることに加えて、子どもたちの食育、食料自給率の向上や地産地消、コンポスト(堆肥化)によるフードロスの削減にもつながる可能性があり、SDGsの「住み続けられるまちづくりを」「気候変動に具体的な対策を」「すべての人に健康と福祉を」などの目標において大きな効果が期待される。
Tokyo Urban Farmingは、「アーバンファーミングを、もっと楽しく、美しく、あたりまえにする。」をミッションに、人と自然、人と人がつながるアーバンファーミングという新たな生活文化を東京から創造することを目指した、特定の組織だけに限定されることのないオープンなプラットフォームとして誕生。趣旨に賛同する企業・団体・個人が広く連携しながら、それぞれが持つ多様なリソースを活用し、都市の遊休地や屋上を活用したコミュニティファームの創出、コンポストステーションの実証実験、イベントの開催や関連情報の発信など、アーバンファーミングの創出・普及に向けたさまざまな取り組みを行っていく。
Tokyo Urban Farmingの4つのアクション
- コミュニティファームの創出:都市の遊休地の活用により、人と自然が循環するコモンズを創出する。
- イベントの開催:アーバンファーミングを楽しむための、イベントや体験を開催する。
- 情報発信:アーバンファーミングを知り、参加するための情報を発信する。
- ツールの開発・実行:苗の配布やコンポストなど、実践のためのツールを開発し、提供する。
今後の活動予定
- 「Tokyo Urban Farming」キックオフセッション開催
日時:2021年4月21日(水)18時~20時
- 渋谷スクランブルスクエア開催の「THE SHIBUYA WEEK 2021」への出展
「Micro Farm」(都市の狭小空間における野菜畑)や、コンポスト(生ごみや落ち葉などを堆肥化するツール)を展示。
日程:2021年4月28日(水)〜5月9日(日)
場所:渋谷スクランブルスクエア 7階イベントスペース「L×7(エル バイ セブン)」
- JR東日本高輪ゲートウェイ駅におけるトマト苗などの無料配布
日程:2021年4月24日(土) 13時00分から
場所:高輪ゲートウェイ駅 改札外スペース