現代に受け継がれるバウハウスのデザイン思想を家具で体感
アクタス・丸の内店では2025年2月22日から4月20日まで、企画展「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展-」が開催されている。ドイツの稀有な家具ブランド<TECTA(テクタ)>の名作家具とバウハウスのデザイン哲学を繋ぐプロダクトを一堂に紹介する。バウハウスは、わずか14年間(1919〜1933)の活動期間で、現代の建築や工業デザインの礎を築いたドイツの芸術学校。本展では、TECTAが手掛けるバウハウスオリジナルの家具11点と、現代の解釈を加えた同ブランドのプロダクトが展示され、来場者は実際に座ったり触れたりしながらバウハウスのデザイン思想を体感できる。
TECTAは創業以来、ヴァルター・グロピウスやミース・ファン・デル・ローエ、マルセル・ブロイヤーなどの名作家具を復刻してきたブランド。考え抜かれた機能性やシンプルな美しさを持つバウハウスのオリジナル家具と、現代の生活に合った新しいデザインが揃う。また、TECTAの創業者アクセル・ブロッホイザーと、20世紀の偉大な建築家ジャン・プルーヴェとの協業の歩みや、両者のデザインDNAを引き継ぐ家具も見どころだ。
本展ではバウハウスから生まれた「カンチレバーチェア」(片持ち構造のスチールパイプチェア)のデザイン進化を紹介するコーナーや、プルーヴェとの交流エピソードを記したコーナーも設けられる。さらに、バウハウスのデザイン哲学を現代的に解釈したTECTAのオリジナル家具が展示され、名作家具の進化を五感で体験できる。
特別展示:現代に蘇るバウハウス校長室
特別企画としてインテリアスタイリスト作原文子が「もし現代にバウハウス芸術学校が蘇ったら…」というテーマで「現代に蘇るバウハウス校長室」を再現。TECTAのプロダクトを使用し、バウハウス初代校長ヴァルター・グロピウスの執務室からインスピレーションを受けた世界観を表現した。現代アーティストの作品とも調和し、100年の時を経ても色褪せないバウハウスの魅力を伝える。会場ではTECTAのシグニチャープロダクトのカラーバリエーションや本企画展限定のグッズ販売も行われる。TECTAを通じてバウハウスのデザイン哲学に触れられる貴重な機会となる。
「TECTA MIT MARUNOUCHI -バウハウスとテクタの名作家具展」開催概要
会期 | 2025年2月22日(土)から4月20日(日)まで |
会場 | アクタス・丸の内店 |
時間 | 11:00〜21:00 |
入場 | 無料 |
URL | https://tinyurl.com/mryx2p6h |