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テーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」

Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023」が2023年10月6日(金)から10月29日(日)まで東京ミッドタウンで開催される。本イベントは「デザインを五感で楽しむ」をコンセプトに16回目の開催となる。今年のテーマは、「いざなうデザイン-Draw the Future-」。持続可能な社会に向かう現代では、新しい価値や仕組みが生まれているが、より複雑に変化していく循環型の社会においては、人々の心に寄り添いながら、自然や環境との関係を構築していくことの大切さが認識されている。本イベントでは、デザインが持つ力で、よりよい未来にするためのアイデアを体感できる予定。

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「DESIGN TOUCH 2023」のキービジュアルには、JAGDA新人賞(2023)受賞クリエイター石塚 俊を起用。風をテーマになびいて導かれるような様子が表現されている。キービジュアルは館内の随所で展開。

石塚俊

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1983年埼玉県生まれ。2007年早稲田大学第一文学部卒業。現代美術や舞台芸術、音楽、ファッションなどの分野において、宣伝美術をはじめ書籍装丁やディスプレイデザインに取り組む。自身のスタジオ/プロジェクトスペース「ピープル」を運営。JAGDA新人賞2023受賞。

DESIGN TOUCH 2023の見どころ

  • 体感する

建築家・浜田晶則氏による、3Dプリンター等で制作する土のオブジェを通して、長い年月を経た土の時間に触れる循環型インスタレーション。建築家ユニット・KASAによる、都心のガーデンで風を体感することで慌ただしい時の感覚から離れるインスタレーション。デザインファーム・IDEOによる、視覚と聴覚で水資源問題への気づきを与えるインスタレーション。

  • 参加する

最新デザインの潮流を知ることができる参加クリエイターらによるトークサロンや、子どもの潜在力を引き出すワークショップ。

  • 多様なコンテンツ

DESIGNART TOKYO 2023や、ポメラートの世界観に触れる企業出展。

建築家・浜田晶則による土を素材にした次世代インスタレーション「土の群島」

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土の群島(イメージ)

建築家・浜田晶則による、芝生広場に浮かぶ土の群島。廃棄物として捨てられる土と自然素材の硬化剤を混ぜ合わせることで建材としての材料強度をもたせ、土が造形される。自由に造形された群島に触れ、長い年月を経た土の時間と、私たちが立つ大地の下の世界について想像するきっかけとなる。2023年10月6日(金)から10月29日(日)まで芝生広場にて展示される。

浜田晶則

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1984年富山県生まれ。2012年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了。2014年AHA浜田晶則建築設計事務所設立。同年よりteamLab Architectsパートナー。明治大学兼任講師。コンピュテーショナルデザインを用いた設計手法により建築とデジタルアートの設計を行い、人と自然と機械が共生する社会構築をめざしている。主な作品として「綾瀬の基板工場」(2017)、「torinosu」(2020)。主な著書に『オルタナティブ・パブリック』(2023)。現在は、大阪・関西万博のトイレ施設、TIMELESS COURT IZUなどのプロジェクトが進行中。

私たちが立つこの大地は、多くの微生物などの生命活動によって、長い年月をかけて生成された土で主に構成されています。現在、建築や土木の建設プロセスで大量の残土が発生しています。この作品は、廃棄物として捨てられる土をテクノロジーによって生まれ変わらせ、積極的に利用していく未来へのプロジェクトの第一歩です。地球環境に配慮しながらも楽しく生きる暮らしを、デザインによっていざないます。 浜田晶則

都心のガーデンで風を体感し慌ただしい時の感覚から離れるインスタレーション「風の庭」

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風の庭(イメージ)

ミッドタウン・ガーデンに風をモチーフとした無数のプロダクトによる花畑は建築家ユニット・KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTSの作品「風の庭」。柔らかな秋の風を受けると、木立の中に広がる一面の景色がなびき、小さな花々のような群れとなって風の形が現れる。流れゆく風を眺め、快適な都市生活に身を置くことで忘れがちな風の心地よさを感じ、慌ただしい時の感覚から離れられるインスタレーション。2023年10月6日(金)から10月29日(日)までミッドタウン・ガーデンにて展示される。

KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS

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アレクサンドラ・コヴァレヴァと佐藤敬による建築家ユニット。主な作品に「ヴェネチア・ビエンナーレ ロシア館の改修」(ヴェネチア)、「小石川のアトリエ」(東京)、「ものがみる夢 - 海の庭 と 島の庭 -」(香川 / 瀬戸内国際芸術祭伊吹島での作品)など。Under 35 Architects exhibition 2022「伊東豊雄賞」、第21回三重県文化賞「文化新人賞」、第17回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展2021「特別表彰」、第38回SDレビュー2019「鹿島賞」などを受賞。2022年より「小石川植物祭」を起案発起し、総合ディレクターを務める。

窓を開け風を感じるととても心地よい。そんな当たり前のことをついつい忘れてしまいそうなぐらい都市生活は何もかもが早く便利で快楽的です。せわしない私たちの日常の中でも、少しゆっくりとした時間を感じられるような作品を考えました。些細なものが集まり大きな風景をつくる。それは私たちが暮らすこの地球に対しても同じことなのかなとも思ったりします。 KASA/KOVALEVA AND SATO ARCHITECTS

水資源問題に意識を向け、行動変容にいざなうインスタレーション「Reflections on Water」

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Reflections on Water(イメージ)

普段何気なく目にしているミッドタウン・ガーデンを流れる小川から水が消え、代わりに流れるのは、水について語るさまざまな人の声。空っぽになった川底に点在する「水たまり」オブジェの鏡面には、水にまつわる問いが書かれている。訪れる人々が鏡に映り込む自分の姿と周りの環境にそれぞれの問いを重ね、水資源問題に向き合うよう「いざなう」仕掛けをデザインしたのはデザインファーム・IDEO。人と水の繋がりに対する気づきが、未来に向けて波紋を広げる。2023年10月6日(金)から10月29日(日)までミッドタウン・ガーデンにて展示される。

IDEO

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人間中心デザインを用い、分野横断的なアプローチで知られるデザインファーム。世界7都市に拠点を構え、プロダクトからサービス、新規事業、組織変革まで、さまざまなデザインを手がける。創業は1978年、米カリフォルニアのパロアルト。デザイナー、建築家、起業家、エンジニア、データ/行動科学者、教育者、リサーチャー、その他さまざまな分野のスペシャリストが在籍する。

日本は、さまざまな水資源に恵まれた「水が豊かな国」です。一方で、輸入品にはその生産過程で多くの水が使われており、それを通じて他国の水を大量に消費することから、日本は「水依存の国」でもあります。日本に暮らす私たちがこの矛盾を日々の生活で意識することは少なく、世界で喫緊の問題として語られる「水不足」をどこか他人事と捉えていないでしょうか。持続可能な未来に向けて私たちが取り組まなければならない問題は、複雑かつ巨大です。そこにシンプルな一つの解決策は存在せず、さまざまな人々が問題に想いをめぐらせ、ともに取り組む必要があります。この作品と空間が、人々が水について考えを深め、未来のためにアクションを起こすきっかけになることを祈っています。 IDEO

参加クリエイターらによるトークセッション「DESIGN TOUCH Talk Salon」

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左上から浜田晶則、アレクサンドラ・コヴァレヴァ、 佐藤 敬、田仲 薫、永井一史、伊藤直樹、大南信也

「DESIGN TOUCH 2023」の参加クリエイターやデザイン関係者、若手建築家らによるトークセッションを開催。様々なテーマを基に、最新デザインの潮流やテクノロジー、サステナビリティプロジェクトなどを学べる機会を提供する。

期間:10月13日(金)~10月15日(日) ※全3日間
時間:後日、WEBサイトにて詳細掲載予定
場所:ミッドタウン・タワー4F カンファレンス 他(予定)
料金:無料
申込み:Peatixより事前申込制 ※申込受付:9月8日(金)より
講演者:浜田晶則氏、アレクサンドラ・コヴァレヴァ氏/佐藤 敬氏(KASA)、田仲 薫氏(IDEO)、永井一史氏、伊藤直樹氏(神山まるごと高専)、大南信也氏(神山まるごと高専) 他 (予定)

DESIGNART TOKYO 2023

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世界屈指のミックスカルチャー都市・東京を舞台に、世界中からインテリア、アート、ファッション、テクノロジー、フードなど多彩なジャンルをリードする才能が集結し、都内各所で展示を行うDESIGNART TOKYO。東京ミッドタウンでは、今回のテーマに寄り添う3組のクリエイターが作品を展示する。

期間:10月6日(金)~10月29日(日)予定
時間:11:00 - 20:00
場所:ガレリア2F Aēsop前、Iucien pellat-finet前/横、ガレリア3F IDÉE SHOP/IDÉE CAFÉ PARC前 (予定)
クリエイター:21B STUDIO、守本悠一郎、田渡大貴
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会

TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 受賞作品発表・展示

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昨年の展示の様子

今年で16回目を迎える「TOKYO MIDTOWN AWARD」。東京ミッドタウンが才能あるデザイナーやアーティストとの出会い、応援、コラボレーションを目指して、デザインコンペとアートコンペの2部門で開催される。

デザイン・アートコンペへの応募総数計1,479点から選出された計16作品を2023年10月5日(木)から11月12日(日)までプラザB1 メトロアベニューにて展示。各賞の発表は、10月5日(木)実施の授賞式にて行う。また、展示期間中は、来場者の一般人気投票を実施し、「東京ミッドタウン・オーディエンス賞」を決定。結果は 11月下旬に あらためて「TOKYO MIDTOWN AWARD」 公式サイトにて発表される。

その他の同時開催展覧会

GOOD DESIGN EXHIBITION 2023

期間:10月25日(水)~10月29日(日)
時間:11:00 - 20:00 ※10月28日(土)11:00~21:00、10月29日(日)11:00~18:00
場所:東京ミッドタウン ホール&カンファレンス、アトリウム、デザインハブ
料金:無料
主催:公益財団法人日本デザイン振興会
URL:https://www.g-mark.org/

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2

企画展「Material, or 」

21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3

吉岡徳仁 FLAME ガラスのトーチとモニュメント

多摩美術大学 TUB

企画展「関係から考えるデザイン ― システミックデザインとは?」

東京ミッドタウン・デザインハブ

日本のグラフィックデザイン2023

サントリー美術館

激動の時代 幕末明治の絵師たち

とらや

第48回企画展「はじめて知る銭湯」

「DESIGN TOUCH 2023」開催概要

会期2023年10月6日(金)~10月29日(日)
会場東京ミッドタウン各所
主催東京ミッドタウン
URLhttps://onl.tw/aTrckGK