「A Ray of Light」をテーマに新たな家具の可能性を提示
業務用家具製造・販売の株式会社オーツーが、イタリア・ミラノで開催されるミラノデザインウィーク2025に初出展する。「A Ray of Light」というタイトルで、Corso Garibaldi 44において2025年4月7日(月)から4月13日(日)まで、職人の技が生み出す繊細なバランスの軽量ファイバー構造による幻想的なインスタレーションを発表する。
本展示では、機能性と美しさを兼ね備えた『STEEL FURNITURE』をコアに、張地・フレーム色・形状のカスタマイズ性の高さを強みとするオリジナルブランド「QUON」が展開される。家具と一筋の光が生み出す影が交錯し、空間の可能性を探る新たな表現を体感できる演出となっている。
出展製品
Still(スティル)
主に二本のスチールパイプで構成。パイプに曲げ加工を施すことにより生まれる形状が、椅子一脚の脚となり背となり肘となる。細いスチールパイプを使用し、強度と耐久性を保ちながらに美しい造形を追求した、形状・強度・質感においてスチールの魅力を多いに感じられるチェア。ノイズのないデザインが空間に溶け込みながらもしっかりとした存在感があり、空間の印象を引き締めてくれる。塗装カラーやファブリックの組み合わせでアイコニックな空間に使用することも可能。スタッキング機能付きで空間レイアウトの変更による席数の増減にも対応可能。
Hoop(フープ)
フープを構成する素材同士が互いの個性を引き出しながら調和し、美しさ・心地よさ・使う喜びが満ち溢れる一脚を目指した。本作は、リングをモチーフに、シンプルさを保ちながらも、曲線のバランスや華奢な脚部が女性らしいエレガンスを演出するデザインが特徴。豊富な配色展開により、選ぶ人の創造力を刺激し、多様な共用空間を生み出す。背を支えるリングは、クロムメッキとゴールドメッキの2色展開。まるで宙に浮遊しているかのようなフォルムを実現するため、座面とのジョイント部分には本作のためにオリジナルの仕様を開発した。実用性・耐久性が求められるコントラクト家具としての強度を確保しながら、オーツーのスチール加工技術と素材の魅力を最大限に活かし、現代的なデザインへと昇華した製品。
デザイン協力
ARCHIRIVOLTODESIGN(アルキリボルトデザイン)
1989年CLAUDIO DONDOLI(クラウディオ・ドンドリ)とMARCO POCCI(マルコ・ポッチ)によって設立された。以来、工業デザインを専門に急成長を遂げている。10人のデザイナーと30年以上にわたる経験をもって、360°の視点からクリエイティブに関わるすべてのプロセスに携わるワークスタイルが特徴。Young & Designなど受賞歴も多数。
STUDIO COHAKU
濱西邦和と黒田達朗によって設立されたインテリア・プロダクトをメインにしたデザイン事務所。自主的に手を動かしながら新たな素材や手法を実験し、そこで得られたアイディアや知識を活かして、様々なプロジェクトへ双方向の好循環が生まれる仕組みで広く活動をしている。
「A Ray of Light」開催概要
会期 | 2025年4月7日(月)~4月13日(日) |
時間 | 10:00~19:00 |
会場 | Corso Garibaldi 44 |
URL | https://tinyurl.com/bdcpy97b |