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国内外1,448点の応募作品から

コクヨが主催するプロダクトデザインの国際コンペティション「コクヨデザインアワード2025」の受賞作品が決定した。22回目となる今回のテーマは「prototype」。プロダクトデザインにおいて一般的には完成前の原型や試作品という意味で使われる言葉を「次につながる可能性をもつ原型」と捉え、未来への起点となるようなプロダクトデザインを募集。国内外61か国から合計1,448点(国内716点、海外732点)の作品応募があった。審査員は、アートディレクター・グラフィックデザイナーの木住野彰悟(6D-K代表)、建築家の田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects代表)、デザイナーの田村奈穂、クリエイティブディレクター・デザイナーの柳原照弘(TERUHIRO YANAGIHARA STUDIO.CO LTD.)、デザイナーの吉泉聡(TAKT PROJECT代表)。

受賞作品

グランプリ(1作品)

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作品名:NEWRON
一般名称:ペン
作者:川田 敏之

作品概要:人間の指先には多くの神経が集中しており、指先を刺激することで脳の働きは活性化されます。『NEWRON』は、グリップ部分に様々な形状の突起が施されたペンで、「かく」という作業と同時に指先から脳の働きを促し、創作活動をサポートする「アイデアを生み出すためのペン」です。

優秀賞(3作品)

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作品名:スピニング
一般名称:栞(スピン)
作者:一條 遥貴

作品概要:本についている紐、スピン。本を読んでいる間もなんとなくクルクルと弄ったり、気づいたら先がほつれていたりする細い小さな紐。スピンに芯材を入れることで、少しだけ自由な“何か”になる可能性を広げます。それは、ページを跨ぐ付箋かもしれない。次に読む人への贈り物かもしれない。読んだときの心のかたちかもしれない。本から独立した造作かもしれない。まだ名前のないものかもしれない。そんな小さな可能性の在り方。

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作品名:KAKONET
一般名称:マグネット
作者:松村 佳宙

作品概要:「」は言葉を強調し、私達の心に強く印象を残している。本や映画の「」で囲まれた言葉やセリフは時に私達を感動させ、涙を流す、笑顔を生む、幸せや勇気を与える、など感情を強く揺さぶります。私達はマグネットで何かを留める時に、同時に忘れたくないことや意識している事、想いを、心の内側にも留めているのかもしれません。KAKONETは、そんなあなたの内側にある、想いや、意識、記憶を「」を通して、より可視化し、強く印象づけ、留めるためのマグネットです。

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作品名:秘密
一般名称:ダイアリー
作者:weiweichen(Gaowei Liu、Cheng Chen)

作品概要:日記帳とは何か。それは、私たちの心に隠されている「秘密の言葉」だと思います。日記帳の横線を中心に向かって収縮させることで、「秘密の言葉」が、まるで奥深くに隠れているかのように感じられます。