富山市ガラス美術館 企画展「インタラクション: 響きあうこころ」
富山市ガラス美術館は、企画展「インタラクション:響きあうこころ」を2020年12月12日(土)から2021年3月14日(日)まで開催する。偶然に出会う光景から感じた音や光、時間の流れによって、自身の感覚や記憶が呼び覚まされることがある。そのような体験により、私たちと目の前の光景との間には私的なつながりが生まれる。本展では「対話」を意味する「インタラクション」をテーマに、見る者の感覚や記憶に働きかけ、作品との積極的な関わりを促す3名のアーティストを紹介する。
アーティストの赤松音呂、磯谷博史、佐々木類は、身近な出来事や現象を手がかりに、作品を制作している。地磁気(ちじき)を表現に取り入れた赤松の《チジキンクツ》。蜂蜜にまつわる多様な時間や記憶を照らし出す磯谷の《花と蜂、透過する履歴》。富山の曇りがちな天候や雨から 着想を得た佐々木の「Liquid Sunshine」シリーズなど、これらのインスタレーションでは、世界とのつながりを感じとる作家の気づきが重なり合っている。作品を介してこころが触れ合うことで、私たちは身近なものとのつながりに気づき、新たな視点で世界を捉え始める。
企画展「インタラクション:響きあうこころ」概要
会期 | 2020年12月12日(土)~2021年3月14日(日) |
会場 | 富山市ガラス美術館2階 展示室1・2 |
時間 | 午前9時30分~午後6時(金・土曜日は午後8時まで。12月29日~1月3日は午後5時まで) |
閉館 | 第1、第3水曜日、12月31日 |
観覧料 | 一般700円、大学生500円 ※高校生以下は無料。 |