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「未来の学校祭」

東京ミッドタウンは2020年2月20日(木)から2月24日(月)までの期間、昨年に続き2回目の開催となるイベント「未来の学校祭」を開催する。今回のイベントは、「脱皮」をテーマに、展示やパフォーマンス、トーク、ワークショップなど多数のプログラムを自由に体験できる。テーマである"脱皮/Dappi ―既成概念からの脱出―"は社会の中に存在する見えない壁、自分でつくり出す限界である。我々が日常、気がつかないうちに様々な既成概念という枠の中で生活している。より良い社会をつくり、自分を成長させたいと考えても、それが時に難しい理由の一つは既成概念から抜け出す方法を見つけられないという事由なのかも知れない。本イベントではアーティストが生み出す作品や既成の枠組みを打ち破ろうとするプロジェクトに向き合うことで既成概念から抜け出す方法が見つかる契機となるかも知れない。

脱皮ルーム

《LIMINAL(リミナル)》。現在と過去の境界を明らかにしようとする体験型の作品。「スリットスキャン」と呼ばれる撮影技法を用いたこの作品では、光の輝く門を通ると自分が歪んだり伸びたりして映し出される。現在は容赦なく過去に置き換えられていくものだということを視覚的なメタファーとして感じられる作品。

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Louis-Philippe Rondeau(ルイ=フィリップ・ロンドー)、《LIMINAL》 (2018) ©︎Louis-Philippe Rondeau

脱皮スクエア

《Alter Ego(Version Ⅱ)(アルターエゴ)》。特別な鏡を通して自分と他者を見つめる作品。二人一組で体験する鏡の作品は、自分自身に対する混乱、自己喪失、他者への共感、といった様々な感情を体験する人にもたらす。人間は自分をどのように知覚するのか、他者への同情や共感はどのように生まれるのか、作品を通して自分自身への認識を脱皮させる。

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Moritz Wehrmann(モーリッツ・ヴェアマン)、《Alter Ego(Version Ⅱ)》©vog.photo

脱皮ラボラトリー

《Dear Glenn, Yamaha A.I. Project(ディア グレン, ヤマハ A.I. プロジェクト)》。先端的な研究開発を通じて、脱皮を実践するプロジェクトが集まる。企業でつくられたプロトタイプに加え、ヨーロッパで行われている産業を刺激するアートの取り組み、既成品をただ受け入れるのではなく、能動的な消費者、ユーザーになるためのプロジェクト。

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《Dear Glenn, Yamaha A.I. Project(ディア グレン, ヤマハ A.I. プロジェクト)》

「未来の学校祭 “脱皮/Dappi―既成概念からの脱出―”」開催概要

会期2020年2月20日(木)~2月24日(月)
時間11:00~21:00
会場東京ミッドタウン各所ほか
入場料無料
主催東京ミッドタウン
助成公益財団法人東京都歴史文化財団アーツカウンシル東京