ピィト・アゥドルフの作品と生涯を追うドキュメンタリー「FIVE SEASONS」上映会&トークサロン開催
宝塚市立文化芸術センターでは、世界のガーデン・ランドスケープ界に新たな流れを作ったピィト・アゥドルフの作品と生涯を追うドキュメンタリー「FIVE SEASONS The Gardens of Piet Oudolf」を2022年1月8日(土)、9日(日)の2日間、上映する。映画は秋からはじまり、冬、春、夏、秋と5つの季節の景色をめぐる。世界中で数々の賞を得た作品にも関わらず日本では自主上映でしか見られない貴重な映像から「”美しさ”は思いがけないところにある」新たな価値観との出会いが体感できる。また上映会後には1月8日(土)には当館館長、加藤義夫、1月9日(日)には兵庫県宝塚市で植物の生産卸売業を行うガーデン和光の若生和也による、「ナチュラリスティックガーデンの植物と植栽デザイン」と題したトークサロンが開催される。
上映内容
現代のガーデン・ランドスケープ界に革命を引き起こしてきたデザイナー、ピィト・アゥドルフ。このドキュメンタリー映画では、オランダ・ハメロにある自庭の美しい四季の移り変わりをはじめ、彼の美に対する考え方や特徴的タッチで描かれるデザイン画など、創作過程の舞台裏を見ることができる。
また、その名を世界中に広めたアメリカ・ニューヨークにある高架線路跡の緑地「ハイライン」の様子、ピィト自身が植物自生地に足を運び、どのようにインスピレーションを受けているかなども映し出している。自身のデザイン最高傑作と称するイギリス南西部のアートギャラリー「ハウザー&ワース」においては、デザイン・施工・オープンまでの流れを映像を通して体験することができる。
「ピィトのつくり出す世界は、私たちが今まで見えていなかったものに目を向けさせてくれる」著名な植物学者リック・ダークの言葉。この映画で映し出されるピィトの感性と美しい映像の数々は、私たちに新しい気付きを与えてくれるだろう。」 監督 トーマス・パイパー/Thomas Piper
ピィト・アゥドルフ/Piet Oudolf
1944年オランダ ハーレム生まれ。1982年オランダ東部の小さな村ハメロに移り、そこで妻のアーニャと宿根草ナーセリー*を始める。以来彼の庭は植栽デザインにおいて先鋭的な手法とアイディアの場所として知られるようになる。ピィトは共著で数々の本も執筆、成功をおさめている。35年を超えるキャリアで世界でも高い評価を得ているピィトは、2012年にRIBA(王立英国建築家協会)より名誉フェローの称号を2013年にはベルナルド王子文化基金賞を受賞している。 *ナーセリー:栽培園
開催概要
日時 | 2022年1月8日(土)14:00~15:15(上映会) 15:20~15:50(加藤 義夫トークサロン) 2022年1月9日(日)14:00~15:15(上映会) 15:30~16:30(若生 和也トークサロン) |
会場 | 宝塚市立文化芸術センター 2階メインギャラリー(兵庫県宝塚市武庫川町7-64) |
参加費 | 1,500円 |
定員 | 70名(各日) |
申込み | 事前予約制 詳細はイベントURLにて確認 |