Sorry, this entry is only available in Japanese. For the sake of viewer convenience, the content is shown below in the alternative language. You may click the link to switch the active language.

海外美術大学への留学奨学金

公益財団法人江副記念リクルート財団リクルートスカラシップ アート部門の奨学生募集を7月18日より開始した。募集締め切りは2023年9月18日までとなる。本財団の奨学金は美術作家として作品制作を通じて社会に貢献することを目指し、海外大学院に進学する25歳未満の方を対象とした返済不要の給付型奨学金。当財団が対象とする海外の大学または大学院に在籍している期間中に支給される。卒業後の進路、就職先についての条件、家族の所得による制限はない。

adf-web-magazine-art-award

書類通過者は10月に実施される最終選考会に参加、11月下旬以降に合格者が決定する。支給期間は2024年4月から2026年3月まで。海外の美術大学等の教育機関への留学支援を通じて、作家として世界でずば抜けた活躍を志す人材を応援することを目的としている。

選考委員

塩田 千春(現代美術家)
adf-web-magazine-recruit-scholarship-2

Chiharu Shiota Berlin, 2020 Photo by Sunhi Mang

1972年大阪府生まれ、ベルリン在住。生と死という人間の根源的な問題に向き合い、「生きることとは何か」、「存在とは何か」を探求しつつ大規模なインスタレーションを中心に、立体、写真、映像など多様な手法を用いた作品を制作。2007年、神奈川県民ホールギャラリーの個展「沈黙から」で芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞。2015年、第56回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 の日本館作家として選出される。主な個展に、森美術館(19年)、南オーストラリア美術館(18年)、高知県立美術館(13年)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(12年)、国立国際美術館(08年)など。

林千晶(株式会社 Q0 代表取締役社長/株式会社 ロフトワーク共同創業者・相談役)

adf-web-magazine-recruit-scholarship-3

早稲田大学商学部、ボストン大学大学院ジャーナリズム学科卒。花王を経て、2000年に株式会社ロフトワークを起業、2022年まで代表取締役・会長を務める。退任後、「地方と都市の新たな関係性をつくる」ことを目的とし、2022年9月9日に株式会社Q0を設立。秋田・富山などの地域を拠点において、地元企業や創造的なリーダーとのコラボレーションやプロジェクトを企画・実装し、時代を代表するような「継承される地域」のデザインの創造を目指す。主な経歴に、グッドデザイン賞審査委員、経済産業省 産業構造審議会、「産業競争力とデザインを考える研究会」など。森林再生とものづくりを通じて地域産業創出を目指す、株式会社飛騨の森でクマは踊る(通称:ヒダクマ)取締役会長も務める。

鷲田 めるろ(十和田市現代美術館館長)
adf-web-magazine-recruit-scholarship-4

撮影:小山田邦哉

1973年京都府生まれ。東京大学大学院美術史学専攻修士課程修了。1999年~2018年まで金沢21世紀美術館キュレーターを経て現職。東京藝術大学国際芸術創造研究科准教授、弘前大学非常勤講師も務める。2017年「第57回ヴェネチア・ビエンナーレ」日本館キュレーターとして岩崎貴宏の個展を企画。あいちトリエンナーレ2019キュレーター。主な著書に、『キュレーターズノート 二〇〇七ー二〇二〇』ほか。

リクルートスカラシップ アート部門の奨学金概要

募集期間2023年7月18日~9月18日
支給期間2024年4月 ~ 2026年3月
金額月額30万円 
採用人数2名程度
備考

・返済不要の給付型奨学金
・本財団が対象とする海外の大学または大学院(以下、「対象校」)に在籍している期間中、奨学金を支給
・上記支給期間後も、毎年度実施する更新審査を通過した方には、対象校在籍中であれば奨学金を支給
・奨学金支給期間は最長で27歳になる年度末(3月)まで
・休学中は支給が停止し、期間中でも卒業した場合は卒業月までの支給
・卒業後の進路、就職先についての条件はなし
・当財団からの奨学金と重複して、他の奨学金の受給は可能

応募方法

(1)当財団HPよりWEBエントリー:2023年7月18日~2023年9月18日23:59(日本時間)
(2)書類選考通過者へメールにて通知
(3)書類選考通過者は、最終選考会で使用する下記資料をメールにて提出
Ⅰ.【必須】最大20ページの作品集または5分以内の動画
Ⅱ.【任意】当日のプレゼンテーション資料
(4)最終選考会10月18日 または 26日 1人45分程度
形式:自身の作品に関するプレゼンテーション(15分以内)+ 面接(30分)
※オンラインにて実施予定、面接日時は当財団が指定してご連絡
(5)採否の結果は、11月下旬頃までに当財団より本人宛にメールで通知

URL https://bit.ly/43xzP7q
※詳しい応募資格および対象校についてもこちらより閲覧