鈴木康広による最新のパブリックアート《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》が新宮下公園にオープン
パブリックアートの普及を推進するDESIGNARTは、渋谷区観光協会、渋谷未来デザインと協業し、アーティスト鈴木康広の恒久的なパブリックアート《渋谷の方位磁針|ハチの宇宙》のプロデュースを手掛けた。この作品は2020年7月28日(火)に設置され、渋谷の新しいスポットとなる。
「渋谷の方位磁針|ハチの宇宙」 作品説明
空が見渡せるミヤシタパークに、渋谷区の方位を身体で感じられるベンチをデザインしました。そこにいち早くやってきたのは忠犬ハチ公像。星になった上野教授を見上げています。今やハチは世界中の人々に語り継がれる果てしない「宇宙」のような存在。動物と人間との間に芽生えた他者への想像力が、国境を越えて人々の心に何かを呼びかけているのではないでしょうか。明治通りに沿って南北に広がるミヤシタパークは、道行く人たちにさりげなく方角を知らせるコンパスの「針」のような場所。近所から地球まで、さまざまな場所からやってきた人たちとの出会いによって、ミヤシタパークが未来に向かう「渋谷の方位磁針」となることを願っています。
鈴木康広
アーティスト鈴木康広 プロフィール
1979年静岡県生まれ。身近なものに新鮮な切り口を与える作品によって、ものの見方や世界のとらえ方を問いかける活動を続けている。代表作に《ファスナーの船》、《空気の人》など。2014 年に水戸芸術館、2017 年、箱根 彫刻の森美術館にて個展を開催。第4 回モスクワビエンナーレ出展。第1 回ロンドン・デザイン・ビエンナーレ2016 日本代表。