アンリ・マティスにフォーカスしたフェアが銀座、京都岡崎、代官山の蔦屋書店にて開催
東京都美術館での「マティス展」(4月27日開始)開催を記念したフェアが、銀座 蔦屋書店、京都岡崎 蔦屋書店、代官山 蔦屋書店の3店舗にて実施される。アンリ・マティスにフォーカスして各店舗でセレクトした関連書籍やアートグッズを展開する。銀座 蔦屋書店では額装ポスターや希少古書も合わせて展示・販売する。
20世紀美術を代表するフランスの巨匠、アンリ・マティス。フォーヴィスム=野獣派の中心的な存在としても活動し、「色彩の魔術師」と称され、感覚に直接訴えかけるような鮮やかな色彩とかたちを探求するその作品は、その後の美術史に大きな影響を与えた。東京都美術館では、日本では約20年ぶりの大規模な回顧展となる展覧会「マティス展」を2023年4月27日から8月20日まで開催している。マティスにフォーカスした本フェアでは、展覧会の公式図録、各店舗ごとにセレクトしたアートグッズや関連書籍をベースに、鮮やかな色彩の切り絵が楽しめる色紙セット(代官山、銀座)、額装ポスターや希少古書(銀座)などマティスの作品世界を堪能できるこだわりのアイテムを展開する。
各店フェアの概要
「マティスー色彩の魔術師 東京都美術館『マティス展』開催記念」フェア
- 会場:銀座 蔦屋書店 店内アートブックフロア
- 会期:2023年5月10日(水)〜6月12日(月)
- 時間:営業時間に準ずる ※最終日は17:00まで
「美術館に行こう」フェア
- 会場:京都岡崎 蔦屋書店 店内
- 会期:2023年5月9日(火)〜6月8日(木)
- 時間:営業時間に準ずる
「ミッフィーと観る、マティスの切り絵の世界『ミッフィーとマティスさん』」フェア
- 会場:代官山 蔦屋書店2号館 1階 建築・デザインフロア
- 会期:2023年4月27日(木)〜6月10日(土)
- 時間:営業時間に準ずる
販売商品 紹介(一部)
「マティス展」 公式図録
マティスをはじめとする近代美術についての奥行きある考察で知られる岡﨑乾二郎(造形作家・批評家)による本展のための書きおろしのほか、マティス研究者の近藤学(美術史家・本展学術協力)、アラステア・ライト(オックスフォード大学セント・ジョンズ・カレッジ准教授)、展覧会構成を担当したオレリー・ヴェルディエ(ポンピドゥー・センター/国立近代美術館 近代コレクション チーフ・キュレーター)、藪前知子(東京都美術館学芸員)によるマティス芸術を多角的に論じたエッセイを収録している。
- 価格:3,300円(税込)
- 発行:朝日新聞社、NHK、NHKプロモーション
書籍『ミッフィーとマティスさん』
ミッフィーといっしょに名画を観る「こどもと絵で話そう」シリーズの第二弾『ミッフィーとマティスさん』。ミッフィーの作者、ディック・ブルーナが絵本をつくるきっかけとなったのが、マティスの切り絵の作品集である『JAZZ』だった。『ミッフィーとマティスさん』では、ミッフィーの絵とマティスの切り絵の世界をつなぎ、こどもの視点で絵を観るという、新しいアートとの出会いを提案する。
- 価格:¥1,650(税込)
- 発売:美術出版社
※銀座 蔦屋書店の店頭・オンライン、代官山 蔦屋書店・京都岡崎 蔦屋書店の店頭で販売予定
額装ポスター
- 作品タイトル:Lcarus from Jazz(1947年)
- 価格:11,000円(税込)
- サイズ:W305×H380×D32㎝
- 制作:美工社
※銀座 蔦屋書店 店頭・オンラインにて販売予定
切り絵セット(12色)
色鮮やかな紙を使って、自由に切り絵を楽しめる色紙セット。
- 価格:1,300円(税込)
※銀座 蔦屋書店、代官山 蔦屋書店の店頭で販売予定
アンリ・マティス プロフィール
1869年、北フランス、ノール県のル・カトー=カンブレジに生まれる。パリ国立美術学校でギュスターヴ・モローに師事したのち、伝統的な絵画から脱するべく模索を続け、1905年のサロン・ドートンヌ展ではからずも「フォーヴィスム(野獣派)」のリーダーとして脚光を浴びる。後には、南仏ニースに移住し、独特の光に触れながら新たな調和と均衡を求めて絵画の革新を進め、集大成といわれる最晩年の南仏ヴァンスのロザリオ礼堂まで、生涯色と形による造形的探究をつづけた。1954年ニースで没。