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現代における人間の多様な存在のあり方をアートにより可視化する企画展

アートプロジェクト・コレクティブ WATOWA GALLERYは、今日のポスト·インターネット社会におけるデジタル技術に関する「人間性」の問題に焦点を当て、現代における人間の多様な存在のあり方をアートにより可視化する企画展「Artificial Realityー嘘をつくホンモノ」をWATOWA GALLERY / THE BOX TOKYOにて2023年7月22日(土)から8月6日(日)まで開催する。adf-web-magazine-artificial-reality-1

人間は知恵を持ち始めて以降、文化や技術の進歩とともに、常に進化してきた。この社会におけるあらゆる問題の背後にはテクノロジーの影が見え隠れしている。特に最近公開されたChatGPTをはじめとするAIソフトは、多くの分野で人間の代わりを果たす傾向があり、人間としてこれからどこへ行くのかが急速に問われている。テクノロジーへの信仰と熱意が、本当に美しいユートピアを築くことにつながるのか。本展示はMiki Hiraseyang02SHINKALin Yuhan4人のアーティストによる写真、映像、インスタレーション作品で構成されるテクノロジー・ユートピアへの問いが投げかけられる。これらの作品を通じて、テクノロジーによって加速した社会における自身のアイデンティティや「人間」としての存在のあり方を考えるきっかけとして、また、既存の認識を超えた物事との付き合い方を見出し、これからを創る人々に、テクノロジーと人間の新たな関係性を築くヒントとなることを目指す。

Miki Hirase(平瀬ミキ)

武蔵野美術大学美術学部彫刻学科卒業、情報科学芸術大学院大[IAMAS]メディア表現専攻修了。デジタルデバイス上での情報を見る行為に素材の特性を組み合わせることで、情報の残存性や人の見ようとする力にアプローチする作品を制作する。

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Miki Hirasei《三千年後への投写術》2021 © Miki Hirasei, courtesy of the artist

yang02(やんツー)

1984年、神奈川県生まれ。美術家。セグウェイが作品鑑賞する空間や、機械学習システムを用いたドローイングマシンなど、今日的なテクノロジーを導入した既成の動的製品、あるいは既存の情報システムに介入し、それらを転用 / 誤用する形で組み合わせ作品を構築する。

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yang02《不可視の知のためのスケッチ No.6》2019© yang02, courtesy of the artist
Photo by Osamu Sakamoto

SHINKA(羊喘兒)

東京と上海を拠点とした活動しているメディア・アーティスト。2018年多摩美術⼤学⼤学院情報デザインメディアアート専攻修了、2022年同校美術研究科博⼠後期課程修了、博⼠号取得。様々なデジタル・メソッドを使い、消費主義の分脈における、現実である巨⼤な⼈造物は、どのように計算、⽣成、配置されるのかをテーマに創作活動を⾏い、リアリティの虚構性を捕捉する。

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SHINKA《Taming the vistas》2023
Video Installation, photo credit by artist

Lin Yuhan(林煜涵)

1996年中国福建省生まれ、2018年清華大学美術学部卒業、2022年東京芸術大学先端芸術表現科卒業。その後アーティス トとして活動を始める。

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Lin Yuhan《850nm》2022
© Lin Yuhan, courtesy of the artist

「Artificial Reality ー 嘘をつくホンモノ」開催概要

会期2023年7月22日(土)から8月6日(日)まで
時間12:00 ~ 19:00
会場WATOWA GALLERY / THE BOX TOKYO
入場 ドネーションチケット 500円(税込)〜
予約事前予約はこちらから